東 瑠利子(あずまるりこ)の公式WebSite。オリジナル楽曲をmp3で配信するヘヴィメタル作曲家!

#1「Finlandia」の、北欧の冷たい冬空を想起してしまう哀愁漂うイントロ、そして切り込んでくるバンドサウンド、ツインリード。劇的なこのイントロ曲で否応無しに期待は高まるが、それに続く#2「The Land Of The Wintersun」は期待以上の名曲だった! 展開はまさしくメロディック・スピードメタルの教科書的な楽曲であり、爽快感と哀愁が渾然一体となって聴き手に迫る名曲だ。哀しいAメロ、盛り上がるBメロ、哀愁の空気を引き継ぎつつ爽快なサビメロ、構成美溢れる間奏は長大で満足度満点! #1と#2はセットで聴くのがより劇的な展開を味わえていいだろう。
しかし、これ以降の楽曲が続かない。メロディがありがちなものが多く、またHELLOWEEN等の先達からのメロディの引用等オリジナリティに欠ける面が目立ち、楽曲から受ける衝撃も#2には遠く及ばないというのが正直なところだ。HEAVENLYの「The World Will Be Better」に匹敵する感動を味わえた#2に匹敵するか、しないまでも近いクォリティの楽曲をもっと生み出していれば、HEAVENLYまでとはいかなくても近い程に人気を得られたと思うと少し残念だ。
ただ、ツインリードギターのメロディの美しさは特筆もので、#2という名曲はあるし、劇メロマニアは持っていて損はない作品であろう。全体の満足度は82だが、#2に限って言えば満足度98だ! こんなに素晴らしい曲が埋もれてしまうのは非常に勿体ないと感じるので、是非ともメロスピファンで聴いたことのない人は聴いてみてほしいと思う。
あと余談だが、台湾のクサメタルバンド、SERAPHIMの2nd「The Equal Spirit」収録の「Last Memory」という曲が、#2「The Land Of The Wintersun」の丸パクリなので、両方持っている人は聴き比べて楽しんでみよう。
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