東 瑠利子(あずまるりこ)の公式WebSite。オリジナル楽曲をmp3で配信するヘヴィメタル作曲家!

究極的な激情ドラマティックサウンドにそこらのスラッシュメタル以上の疾走、そしてヴォーカルのスクリームにより、ホラー映画をも思わせる圧倒的な描写力で物語を描き出していると言えるコンセプトアルバムの名盤。題材は、処女の生き血で若さを保とうと、多くの処女を残虐に殺したというエリザベス・バソリー夫人の物語だ。
音楽的には、耽美的でダークな世界観を持つシンフォニック・ブラックメタルで、メロディのキャッチーさ、展開、情景描写に優れたアレンジ等、全てが完璧なその音楽性にはいつ聴いても素晴らしいとしか言えない。6/8拍子を猛烈なテンポで疾走させるパートが多く、ヴォーカルは、叫気のハイトーンから語り、低音ヴォイスまで1人で使い分けるというもので、その声質と力量には圧倒させられる。
全曲最高と言えるが、その中でも特に「Bathory Aria」のドラマティシズムには度肝を抜かれるだろう。叫気の邪悪さを感じさせながら、美麗、荘厳ですらあるこのサウンドは、こんなにドラマティックな音楽は他には無いと言えるほどだ。コンセプトアルバムは、この作品のように極めて高度な音楽性が伴ってはじめて輝くと言えよう。
個人的にドラムのニコラスの、派手なフィルとバスドラ使いが大好きで、この点も私がこの作品を99点にした理由のひとつだ。ドラムの音質はショボくてよく批判されているが、アルバムのイメージに合わせる為の意図的なのかも?とも思う。
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