エントリー

ANCIENT BIRDSとファイナルファンタジー

新世代のシンフォニック・スピードメタルバンドの中でも、RHAPSODY直系の劇的なシンフォニック・アレンジと、親しみやすい曲構成とメロディによって、その手の音楽を好むファンに強く訴求する音楽性を持つANCIENT BIRDS。1stアルバム「The Alliance of the kings」のボーナストラックで、人気RPGのファイナルファンタジー8の主題歌「Eyes On Me」をカヴァーしているように、バンドの創始者であり作曲者でもあるダニエレ・マッツァは、ファイナルファンタジーの音楽にも強く影響を受けている。その音楽的影響は、主旋律にも色濃く表れた。それが下記2ndアルバム「Soulless Child」収録の「Gates Of Noland」だ。

この曲を初めて聴いた時オレが思い出したのは、ファイナルファンタジー9の曲「黒魔導師の村」の後半部分のメロディであった。

自分が影響を受けたメロディは、知らずの内に自分の作曲した音楽にも表れるものだが、この曲にもそれが表れていてオレは興奮しつつも微笑ましくなった。単なるパクリではなく、音楽的影響を元に、新世代のシンフォニックスピードメタルに相応しいクォリティの音楽を作り出したと感じたからこそ、こういった感情を持ったのだ。

思えばオレが初めてハードロック・ヘヴィメタルを聴いて「ファイナルファンタジーのようだ」と思った曲がRHAPSODYの「Rage Of Winter」だった。その時の衝撃は今でも忘れられない。そしてそれから15年になろうとする今も、同じような音楽を聴いて同じように興奮している自分がいる。かつて、メロディック・スピードメタルというジャンルは、没入するのも飽きるのも早いジャンルだと言われたこともあったが、今でもシンフォニックでメロディックでスピードのある音楽を好むオレは、真正のメロスパーと改めて思う。

X JAPAN新曲「Jade」「Scarlet Love Song」

我が最愛のバンド、X JAPANが新曲を2曲、iTunesの配信という形でリリースされた。配信のみというのは残念に思うファンも多いだろうが、たった200円でX JAPANの新曲を1曲楽しめるので、きちんとアルバムがリリースされるのであればこの形も大いにありだと思う。昔はCDシングルで1曲のために1000円払っていたのだから。この金額の差は、いかにCDをプレスや印刷などをして流通させるコストが高いかを物語っていると言えよう。

さて「Jade」は、2009年のライブで初公開された、バラードの美しさとロックのへヴィさを兼ね備えた名曲であり、制作中の世界デビューアルバムの1曲目になるという。そして「Scaret Love Song」は映画「ブッダ」のテーマソングということで、Buddha-mixとなっており、アルバム収録されるとしたらまた違うアレンジになる可能性が高い。2曲とも新たなX JAPANの楽曲として、過去の名曲にも劣らぬ美しさ、クォリティを持っており、またTOSHIの歌唱は、歌唱力の向上はライブでも確認できていたが、解散前の楽曲よりも更に高い声で歌うパートがあり、10年間の詩旅はまさに無駄ではなかったという進化を見せているのが嬉しい。

Jade

いかにもYOSHIKIが作りそうな感じのへヴィなリフから、妖しさを感じるAメロ、壮大なBメロ、高揚感溢れるサビメロという構成に加えてストリングスを多用したサウンドが、曲のテンポは全く違うながらも「DAHLIA」の流れを汲んだ曲とオレは感じた。YOSHIKIは速いドラムを叩けなくなりスローテンポの曲ばかり作っている?と思う人もいるかもしれないが、よく聴くと激しいプレイ、複雑なプレイが、ソロパートを中心に聴くことができ、ドラマーとしての輝きも失ってはいないと感じる。最後のサビメロ、アコースティックギターが入ってくるパートから盛り上がっていく様は圧巻で、これぞX JAPANYOSHIKIが生み出すドラマティックな世界だと感動した!

Scarlet Love Song

今までのX JAPANのバラードには無い感じの少しまったりとした雰囲気の曲だが、じっくり聴きこむとYOSHIKIの生み出した音楽そのものという感じで非常に感動した。最高の聴きどころが、サビメロの後に来る、TOSHIが過去最高とも言えるハイトーンで歌い上げるパートだ。ファンなら気づくだろうがこのパートのメロディ、コード進行は「The Last Song」のHIDEが奏でた最後のギターソロのメロディと似ている。たまたま似たものとなってしまったのかもしれないが、ファンとしては、X JAPANとしてHIDEの肖像などを使用できなくなったことで、YOSHIKIが敢えてHIDEを想起させるものを楽曲の中にメロディとして込めた、という想像をしたい。

「Ride The Sky」と「紅」のギターソロ

面白い動画を見つけた! X JAPANHELLOWEEN、両者のファンは楽しめることだろう。以前どこかでHELLOWEENの「Ride The Sky」のギターソロとXの「」のギターソロ前半は似ているという話題が出ていて、聴いてみると確かに似ている構成を持っているなという感じだったが、そこまで酷似しているほどではない、と思った。

しかし最近見た下記の動画を見てみてほしい。HIDEPATAが奏でるツインギターのメロディがHELLOWEENの「Ride The Sky」のギターソロに、これこそ「酷似」しているではないか! と笑ってしまった。

Ride The Sky」が入っている、HELLOWEENの「Walls Of Jericho」がリリースされたのは1985年の12月、そして1987年の紅では、1986年に紅でイングヴェイ風のソロを決めていた(下記動画)ギタリストが脱退、HIDEが加入している。それに影響されたHIDEYOSHIKIがこのギターソロの構成とメロディを思いついたと考えられなくもない。HIDEGAMMA RAYが好きだったらしいし、またYOSHIKIは初期HELLOWEENを聴いていたらしいから、その可能性は高いかもしれず、アルバム収録版ではこの酷似したメロディではないので、さすがに似すぎていると思ったのかもしれない。

もしそうだとしても、オレのYOSHIKIあるいはHIDEに対する評価は変わることはない。現代の作曲家は、どんな優れた作曲家であっても、自分が影響を受けた楽曲、フレーズを無意識に使用することがあると考えているからだ。現代のロック、ポップスは、無から新たなメロディやアレンジを創造するというよりも、頭の中にある音楽的引き出しを無意識のうちに開いて、そこから新たな楽曲を生み出すことが殆どだろう。

現代の作曲家たちが、クラシック音楽の巨匠たちのようなオリジナリティ溢れるメロディをなかなか作り出せないのは、様々な音楽を聴いたことで、頭の中にメロディ進行に関する固定概念と言えるものが作り出されてしまっており、その中で曲を生み出さなくてはならないからだとオレは思う。

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ
  • 1


ユーティリティ

CD発売中!


 iTunes Store(Japan)
Eyes Of Fenrir / Victorious Holy War 【CD】

Eyes Of Fenrir/Victorious Holy War

【CD】価格:1,790円(送料別) MinstreliX、Marchen StationのヴォーカリストLeo FigaroとKnights Of RoundのギタリストYazin、作曲家にメロスピ神の作曲家である東瑠利子を迎え堂々デビュー!
発売日のブログは⇒コチラ

にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

著者プロフィール

東 瑠利子
メロスピ神の作曲家、管理者
1979年10月11日生まれ
東京生まれ東京育ち
雷X
旦那、Webデザイン担当
1978年3月16日生まれ
大阪生まれ奈良育ち
-----------------------------------------
軌跡
2001年 サイト開設
2002年 ネットで知り合う
2004年 初対面
2006年 結婚
2009年 長男が誕生
メタルTシャツで焼肉は究極!
特選松阪牛専門店やまと


オフィシャルバンドTシャツショップ
ANIMAL-ROCK
全てオフィシャルライセンス商品! コピー商品は一切なし!
めちゃめちゃ安く手に入ります。

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

メッセージフォーム

Powered by NINJA TOOLS
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ にほんブログ村 クラシックブログ 電子ピアノへ
にほんブログ村

2012年05月

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -