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当サイトは、東 瑠利子のオリジナル楽曲とメタル音楽レビューを公開しております。メロディアスな旋律と、ゴージャスに音色を駆使したパワフルで疾走感溢れるヘヴィサウンド、激しく展開するファンタジーで勇壮で感動的な世界をお届けします。現在ダウンロードできる楽曲は50曲以上ありますので、普段の音楽鑑賞用に、通勤通学のお供にmp3プレイヤなどに入れて聴いて楽しんでください。 著作権は放棄しておりません。当サイト全ての内容はリンク報告無しでの転載、また改変、再配布、直リンク、商用利用などは固く禁じております。すべての内容は日本の著作権法及び国際条約に保護を受けています。東 瑠利子の自己紹介はこちら

『Victory Songs』 - ENSIFERUM

2007年03月23日

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  • ジャンル:ヴァイキングメタル
  • 国籍:フィンランド
  • リリース:2007年3月23日
  • 通算:3rdアルバム
満足度:98

2枚買いました(笑)というのも輸入盤発売直後に既に購入していたのですがそのあまりの素晴らしさに感動しすぎて、後日発売された日本盤と両方購入しました。同じCDを2枚買うなんてどこまでヴァイキング好きなんでしょうか^^;しかし輸入盤は片面がDVDになっており、日本盤はボーナストラックが入っているのです。エンシフェルムは1stの「Ensiferum」、2ndの「Iron」からずっと聴いてきました。以前にも話したと思いますが、2ndまではヤリ・マーエンパーがVoとGをやっていました。しかしヤリが自分のソロプロジェクトであるWintersun(これも私の死ぬほど大好きなバンドです)にフォーカスするためにバンドを脱退しました。

そしてその後リリースしたミニアルバム「Dragonheads」でVo/Gにペトリ・リンドロスが加入しました。ヤリがいなくなってEnsiferumはどう変わるのかと心配していたのにこのミニアルバムを聴いて驚きました。むしろ新しいメンバーのほうがこのバンドはいい!と私は思ったのですヤリのギターも素晴らしかったですがペトリも最高です。1st、2ndよりもミニアルバムと新譜のほうがEnsiferumとしては実に魅力的であると思いました。

フィンランドの伝統的な民族楽器とヘヴィメタルの融合の素晴らしさに身体中が爆発するほどの熱さを感じました。まさにバトルメタル。2曲目「Blood Is The Price Of Glory」は激クサフレーズ満載の疾走ナンバーもうあまりのかっこよさに昇天し、思わず拳を握り締め、体中が震えました。ヴァイキングメタルは体で感じる最高のヘヴィメタルだと思います。聴き込みや複雑な理解を必要としないとにかく聴いてすぐその場で熱くなれる最高の音楽3曲目「Deathbringer From The Sky」はこのアルバムで1番好きですこれも激クサ民謡調疾走曲でノーマルヴォイスとデスヴォイスの華麗なる融合、そしてお決まりのオーオーコーラスで目頭が一気に熱くなります。

そして4曲目「Ahti」は猛烈にノリが良くフォーキッシュに熱いメロディックデスメタル。リフがどことなくWintersunのWinter Madnessに似ています。とにかく最高!特に最高な曲を主に紹介していますが、アルバムタイトルチューンである9曲目「Victory Song」は10分半の大作です。アルバムの最後に相応しく大盛り上がりの命の鼓動が聞こえてきそうな超絶悶絶曲です。紹介した以外でもドラマティックなミドルナンバーなどどれも素晴らしく、捨て曲なしの最高な1枚といえるし間違いなく名盤といえます!

『Gods Of War』 - MANOWAR

2007年02月26日

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  • ジャンル:正統派メタル
  • 国籍:アメリカ
  • リリース:2007年2月26日
  • 通算:10thアルバム
満足度:90

北欧神話のオーディンを讃えるコンセプトアルバム!初回特典なのか、ピンバッヂとステッカーがついていた。私は夫の雷Xとメロディックスピードメタルを通じて知り合い結婚したけど私と彼の唯一違う点は、私は男臭く暑苦しいヘヴィメタルも好きだということというわけでManowarの音楽は自分の好みでもあり、今作は大作であるということ、BURRN!誌でも好評価であったということで非常に楽しみにしていた。そしてその期待通り、この作品は私の熱き心を打ち抜いたのだった。しかし真のヘヴィメタル揃いを期待するとがっかりするかもしれない。というのも、クラシカルでシンフォニックなインストゥルメンタルが多数占めており、RhapsodyのSymphony Of Enchanted Lands II -The Dark Secret-のような語りでほとんどが埋め尽くされるトラックも多い。

1曲目「Overture to The Hymn of The Immortal Warriors」を聴けばそれは明らかにわかると思う。いきなり6分半のインストゥルメンタルなのだ。そしてBLIND GUARDIANで言えばNightfall In Middle-Earthのようなアルバムであるから好き嫌いが分かれると思う。当然ながら私は好きのほうに当てはまり、元々コンセプトアルバム好きということもあるのでこういう作品は大歓迎で、むしろこういった作品が出るとどんなバンドでも食いつくかもしれないし両手を挙げて喜ぶのであるじゃあ映画音楽やインスト物でも聴いていればいいだろうと思われるかもしれないが、それは断じて違う。例えばこの「Gods of War」に関して、ヘヴィメタルとは一線を画したクラシカルでシンフォニックな叙情的インストの間に組み込まれた熱き男、いや、漢の魂を身体中で感じるヘヴィメタルにこれ以上ない興奮を覚えるのだ。

特に10曲目「The Sons of Odin」では、その前の8曲目と9曲目が壮大なインストと語りで構成されているから10曲目のヘヴィメタルチューンでより一層ヘヴィメタルのもつ重圧感や熱いハートを心底感じることができる。中盤のギターソロでは震えが出そうなくらい感動し、その後の熱いコーラスと共に拳を天高く突き上げる、そして後半、また語りと共にパイプオルガンとクワイアの天使が舞い降りたかのようなパートで一気に力尽きる、このワイルドかつ繊細な展開に脱帽だ。そしてこの曲はこのアルバムで最も私が気に入った作品となった。更にタイトルチューン12曲目「Gods of War」ではシンフォニックメタルかと思うくらいの壮大なヘヴィメタルであり、中間部、ギターがマジで鳴いているフレンチホルンやストリングスと共に共鳴しながら男達の叫びがオーディンを讃える。どの曲にも言えることだけどギターソロがとにかくメロディアスで素晴らしく圧巻マノウォーらしいヘヴィメタルチューンでは3曲目「King of Kings」が超かっこいい!ほとんどがインストで占められたこのアルバムはヘヴィメタルとして決して満足出来るものではないと感じる人も多いと思う。しかしジョーイ・ディマイオ氏にとってはこれも真のヘヴィメタルであり、更にこれが”気に入らない奴は死ぬがよい” ということなんだと思う(笑)

『Triumph Or Agony』 - RHAPSODY OF FIRE

2006年09月25日

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  • ジャンル:シンフォニックパワーメタル
  • 国籍:イタリア
  • リリース:2006年9月25日
  • 通算:6thアルバム
満足度:90

2曲目「Triumph Or Agony」や3曲目「Old Age Of Wonders」はなかなか良く、エメラルドサーガ全盛期にみられたRhapsodyらしい曲だとも言えるでしょう。それなりに疾走もしています。そして4曲目「Old Age Of Wonders」はフルートが美しいスローテンポな曲で非常に気に入りました。ここまではかなり良い!という印象です。しかし5〜9曲目まではダラダラとミドルともスローとも言えぬ更には劇的なメロディでもない曲が延々と続き結構ダレます。

8曲目「Bloody Red Dungeons」は勇壮な雰囲気もあるのでまぁまぁ気に入りましたが、メインは10曲目「The Mystic Prophecy Of The DemonKnight」です。これは16分半の大作で、いくつかの章にわかれており、このアルバムの1番重要な曲でしょう。ミドルテンポで後半少しだけ疾走します。しかし全体的にとても暗い印象。そして残念なのが、どの曲も劇的なメロディが存在しないことです。このアルバムはスルメ的なものなのか単にLuca Turilliのネタ不足なのかは聴きこんでみて初めて感じるでしょう。ボーナストラックの12曲目「Defenders Of Gaia」がRhapsodyのThe Power Of The Dragonflameの2曲目「Knightrider Of Doom」の2分32秒〜のギターソロをサビで歌メロとして歌っています。

『Virus』 - HEAVENLY

2006年09月21日

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  • ジャンル:メロディックスピードメタル/メロディックメタル
  • 国籍:フランス
  • リリース:2006年9月21日
  • 通算:4thアルバム
満足度:96

こ・・・これは最高だ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今日が待ちに待ったHeavenlyの4thアルバムの発売日だったので先程、新宿ヘヴィメタル館で買ってきました。ジャケットが不気味だったので暗い曲やミディアムテンポな曲が多いのかなと不安に思いきや、そんなことは全くなく、これぞHEAVENLY!初聴きでどの曲もガッツポーズが飛び出すほどとても素晴らしかったです。1曲目「The Dark Memories」はHeavenlyで1番暗い曲と言うことですが、暗い印象よりもヘヴィな爆裂パワーチューンでとてもかっこいいです。それでいて2分15秒〜のような彼ららしいメロディ進行、そして2分35秒〜のサビメロも印象強く残るものでとにかく良いです。そして2曲目「Spill Blood On Fire」は、バンドで最も最高の曲だとベンは言っておられますが、3rdの3曲目「Lust For Life」とほとんどメロディが同じです(爆)しかしとても素晴らしい曲であることには間違いありません。

全体的に攻撃的でヘヴィな曲が多いこのアルバムですがタイトルチューンの3曲目「Virus」もその中のひとつで、サビになるとメロディアスにバンドらしさが飛び出すといった特徴が多いです。この曲もかなり良いです。4曲目「The Power & Fury」は爆裂疾走チューン!これまた死ぬほど良いです。明るい曲なので気持ちよくスカっと聴けます。5曲目「Wasted Time」はSonata Arcticaのトニーカッコが参加している曲です。ベンとトニーの融合はなんとも不思議な感じですが、とても楽しそうな雰囲気がこちら側にまで伝わってくる素晴らしい曲です。これぞ心から楽しめる音楽といった感じでしょう。6曲目「Bravely In The Field」は爆裂疾走で始まるヘヴィチューン。クラシカルな部分などもあり、更に2ndや3rdの曲のメロディなどがいくつか散りばめられているのでおもしろいです。9曲目「The Prince Of The World」はこのアルバムで1番気に入りました。

これから聴き続ければ更にこのアルバムにのめり込むと思うし、今年いっぱいずっとずっと聴きまくって更に好きになっていくのは目に見えています。2ndが好きな人も3rdが好きな人もこのアルバムはみんな大好きになると思います。もやもやしたものを吹っ飛ばし、愛と勇気とパワーが沸いてくる、そんな作品です。HEAVENLYはやっぱり最高でした!これからもついていきます。

タグ:HEAVENLY

『Lost Horizons』 - LUCA TURILLI's Dreamquest

2006年06月09日

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  • ジャンル:シンフォニックメタル
  • 国籍:イタリア
  • リリース:2006年6月9日
  • 通算:1stアルバム
満足度:76

RHAPSODYを率いるルカ・トゥリッリの、ソロ3作とはまた別のプロジェクト第1弾ということで、ルカの作曲した過去の作品とは一味違う感覚の作品だ。また、演奏面でもルカはギターではなくキーボードを演奏している。

その音楽性は、デジタリックな要素も含んだサウンドに女性ヴォーカルというもので、疾走曲は1曲も無い。曲調も、シンフォニックで大仰なパワーメタルから血沸き肉踊るということは無く、終始ダークで妖しげな雰囲気を放ち、シンフォニックメタルというより、ゴシックメタルに近いものすら感じられる仕上がりとなっている。ややオペラ寄りの女性ヴォーカルもその感を強くさせているだろう。ただその中でも、ルカがアレンジしたんだな、と思わせられるアレンジワークは随所に感じられる。

仮にこれがルカ・トゥリッリのプロジェクトではないのだとしたら、もっと満足感を得られただろう。しかし、私がルカが創造する音楽に求めるのはこれではなかった。映画音楽風、民謡調、シンフォニック、そして劇メロとスピード! こういった要素が排除されたのが少し寂しい作品と感じられ、これを聴いていると、もっと熱い音楽を求めている自分に気付くのだ。

しかしその中でも素晴らしい曲はあり、特に#3「Dreamquest」は、彼のソロ2nd「Prophet Of The Last Ecripse」に収録されている曲のように感じられ、特にサビメロの美しさと、そのバックで鳴るオーケストレーションの壮大さにはルカの楽曲ならではの味わいで感動させられた。

かろうじて#13「Gothic Visons」では、かつてのルカの熱いメタルのイメージが残っているが、それでも悶涙!という感じでもなく、もはやこれはこれまでのRHAPSODYやルカソロのファンよりも、NIGHTWISH等のあまりハードではなく女性ヴォーカルが美しいバンドのファンにこそお薦めの作品となっていると言えよう。(雷X)

『The Infinite Wonders Of Creation』 - LUCA TURILLI

2006年05月26日

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  • ジャンル:シンフォニックメタル
  • 国籍:イタリア
  • リリース:2006年5月26日
  • 通算:3rdアルバム

ルカ・トゥリッリのソロアルバムは、1stでは過去を、2ndでは未来を、そしてこの3rdでは現在が描かれている。#1の壮大なオーケストレーション等を聴けば分かるように、シンフォニックメタルであることには変わりはないが、劇的な展開、激烈なビート、キャッチーでクサいメロディという要素が悉く消滅してしまった感があり、全体的にダークなミドルテンポ曲が続くので興奮とは無縁の音楽となってしまった。

また、今作はオラフ・ヘイヤーよりも女性ヴォーカルが目立っており、#2はいきなり女性ヴォーカルのみの曲だ。これには疑問で、何故なら同時期にDREAMQUESTという女性ヴォーカルのプロジェクトもあったからだ。ここはオラフ・ヘイヤーのヴォーカル一本で行ってほしかったところで、特に#2は壮大なオペラティックメタルとなっており、オラフのヴォーカルで聴きたかったと思う。

音楽的には、疾走は無くダークなものの、あぁこれはルカ・トゥリッリが作曲したんだな、という雰囲気を随所で感じることができる。特に#2、#5、#9で聴けるメロディはかつてのルカの悶絶級の曲のメロディに近いものがある。聴き込んでいけば、これまでの彼の作品のような興奮は味わえないまでも、緻密な造り込みも相まって、素晴らしい作品であると認識できる人も多いかもしれない。

しかし、やはりオレはルカにこういう音楽をやってほしくはなかった。彼は分かりやすい疾走曲に飽きたのかもしれないが、それならば、2ndアルバムのタイトルチューンのような、激烈に疾走しながらもプログレッシブで複雑な構築美を追求してほしかったと感じる。また、アルバムの構成も、同じようなテンポの曲が続きだれてくるので、1曲ぐらいは猛烈なビートと死ぬほどクサいメロディと派手で大仰なオーケストレーションを繰り出してほしかった。嗚呼、次作では原点回帰をお願いしたい。(雷X)

『Dragonheads』 - ENSIFERUM

2006年02月15日

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  • ジャンル:ヴァイキングメタル
  • 国籍:フィンランド
  • リリース:2006年2月15日
  • 通算:2ndミニアルバム
満足度:94

6曲入りのミニアルバム。こちらはペトリ・リンドロスのお披露目の意味も含めたミニアルバムだったようで3rdを聴く前に聴き逃していたため購入しました。しかし新曲は1曲目「Dragonheads」のみで2曲目「Warrior's Quest」4曲目「White Storm」はデモの再録のようです。しかしわたしはどれも聴いたことがなかったので新曲同然ですが。3曲目「Kalevala-Melody」と最後の曲である「Finnish Medley」はフィンランドの民謡のアレンジだそうです。それはさておき1曲目「Dragonheads」が物凄い気に入りました。ミドルテンポで哀愁美メロディ、テーマは航海。あまりに勇壮でどっしりとした構成にやられました。イントロから終盤まで繰り返し続くメインフレーズが頭から離れなくなります中盤からの盛り上がりからアップテンポになるソロ、そしてそのまま続くオーオーコーラスの流れに悶絶です。

2曲目「Warrior's Quest」も最高に美しい曲。こちらもミドルテンポ。まるで勇敢な戦士の姿が目の前に映し出されるようです。この曲のメロディはたまらなく美しいですね。特にサビのドラマティックさには圧巻4曲目「White Storm」これも超最高!イントロの雄叫びから目頭が熱くなってしまいましたアルバム中では唯一の疾走曲。これもギターメロがメランコリックでかなり良いです。3rdの中にこのミニアルバムの1、2、4を一緒にぶち込んで聴くと3rdがより神アルバムと化すのでおすすめです。

『Come Clarity』 - IN FLAMES

2006年02月03日

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  • ジャンル:メロディックデスメタル
  • 国籍:スウェーデン
  • リリース:2006年2月3日
  • 通算:8thアルバム
満足度:100

このレビューを読んでいる皆の者!これは何がなんでも聴いて欲しい!!!!!!!!!!!!!!! インフレイムスの8thアルバム。これはインフレイムス史上最高の神アルバムだ!超名盤認定!1番好きだったColonyの100倍好きになった。インフレイムスのアルバムで群を抜いて1番好きと言えるアルバムになった。Reroute To Remainがダメだった人もこれなら絶対気に入るはずだ!これこそが私の魂を震え上がらせる真のメロデスだ!!

1曲目「Take This Life」からしてもうすんごい神曲。3曲目「Reflect The Storm」で泣いた。本気で涙が出た。BURRN!の評価もすごい高かったのだがこんな名盤だったなんて思ってもみなかった。聴いて本気で驚いた。こんな素晴らしいメロデスを聴けて死ぬほど幸せに思う!!全部イントロからしてかっこよすぎるし、更にダレる曲とか飽きる曲が1曲もない!!とにかく何度も言うけど全曲いい!4曲目「Dead End」の女性Vo導入には最初、驚いたがこれがすごい合ってて鳥肌が立った。6曲目「Come Clarity」はあまりにも美しい曲で涙がとまらない。大袈裟に言っちゃうとChildren Of Bodom全部よりもいいと思った。それくらいすごかったこのアルバム。そして8曲目「Pacing Death's Trail」が死ぬほどお気に入りだ!ああ・・・生きててよかった。そう思わせるほど極上の1枚!

タグ:IN FLAMES

『Into a New Dimension』 - DIVINEFIRE

2006年01月01日

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  • ジャンル:メロディックシンフォニックパワーメタル
  • 国籍:スウェーデン
  • リリース:2006年
  • 通算:3rdアルバム
満足度:94

スウェーデンのメロディックパワーメタルバンドの3rdアルバム。究極のブラック・ヘヴィ・シンフォニック・パワーチューンが満載。このバンドは1stからずっと威力が途絶えない。そしてこの3rdが最高傑作であろう。帯の叩きからして貫禄があります。超劇的美旋律と完全符合する熱血メタル・スピリット噴出!! 思わず手が伸びた。シンフォニックヘヴィメタルというと、その手のバンドが苦手な人は犬猿しがちかもしれないがこれは方向性が全く違い、全体的にメロデスっぽさがある。そしてIn FlamesやChildren Of Bodomが好きな人も気に入るはずだ。Dimmu Borgirがメロディックメタルになったという雰囲気もあり、ブラックでヘヴィでそれでいて極上シンフォニックなスピードチューンが満載でとにかく重圧で心臓に直接響いてくる感じがたまらない。

2曲目「Passion & Fire」はオープニングチューン。バックで高音ストリングスが鳴り響く中、劇烈に重いギターと共に疾走するパワーチューン。俺たちはロックする…「ウィロック!!」が頭から離れなくなる。間奏も実に練られており重くダークで、ギターソロも最高に良い。3曲目「Time's Running Out」はこれはIn Flamesの新譜か!?と思うほど。サビになるとメロディアスに歌い上げるのだが他は完全にメロデスっぽさがある。4曲目「Into a New Dimension」は最初に聴いて1番気に入った曲で、さすがタイトルチューン!超最高。キャッチーなメロでありながらその重さとパワーとスピードは持ち合わせたまま全てが良い。ソロも鳥肌。この疾走感は気持ちがいい。5曲目「Facing the Liar」はもうこれ完全にメロデスだ。これも超疾走曲。というか今までの5曲全て劇烈スピードチューン。

6曲目「Live or Die」はこの疾走しまくるアルバムの中では少しミディアムなほう。ここまで聴いて何度も感じるがとにかくこのアルバム、重圧さが半端ない。ザクザクギターの重いメタルが大好きな人にはたまらないだろう。そしてギターソロもどれも極上だ。7曲目「Masters & Slaves」は超攻撃的でヘヴィでダイナミックな疾走チューン。サビになると失速するのが超最高。1stのGlory Thy Nameは私にとってはまぁまぁ普通って感じだった。でもこの3rdはやばいくらいに最高である。8曲目「Alive」はおもしろいフレーズが多くちょっと特徴的な曲。9曲目「All for One」も攻撃的で超ヘヴィ。この曲のサビメロの裏のアレンジは耳に残る。超重苦しい中このキャッチーなフレーズが心に突き刺さること間違いなし。1番ノリの良い曲といってもいいだろう。

10曲目「The Final Victory」これもいい。全体的に言えることだがツーバス疾走しまくりで重い×100くらいのザクザクギター、ハイトーンに歌い上げたと思えばデスヴォイスも満載で、あとはブラスかな?メインアレンジに使われているのは。これがかなりいい味出している。あとは高音のストリングス、といってもよくあるシンフォニックメタル系とは違いひたすらダークで美しい。そして耳に残る極上メロディ、どれをとっても本当に最高。はっきり言って全曲最高。インフレイムスの「Come Clarity」に匹敵する良さがある。

『Secrets Of An Island』 - SIX MAGICS

2005年03月31日

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  • ジャンル:シンフォニックメタル
  • 国籍:チリ
  • リリース:2005年3月31日
  • 通算:2ndアルバム
満足度:85

2001年に彗星のごとく現れたチリのシンフォニックメタルバンド。そのクオリティの高さに、当時、シンフォニックメタルといえば、欧州圏が素晴らしいという概念を覆すものであったようだ。1曲目の静かなインストから一転して2曲目「Chaos And Fury」はゴージャスなパワフルチューン! 民謡っぽいフレーズも取り入れつつ、急にバロックやクラシックの要素が出てきたりと曲調が1つに定まらないのだがそれが意外に心地よく楽しめる。4曲目「Chiloe, The Creation」はアグレッシヴなリフに美しいヴァイオリンのメロディで幕を開ける。サビでは派手なコーラスを用いてファンタスティックな展開。そこから間奏→Gソロへと続く展開がとにかく美しく素晴らしい。

Caleuche (The Flying Dutchman)」は分厚いコーラスと、ミュートの効いた演奏が曲にメリハリを持たせているパワーソング。アレンジに終始流れる様なピアノを多様するなど、個性的。個人的に、9曲目「Brutal Sacrilege」が好きで、クラシカルな展開と、オペラティックなストーリーにまるでミュージカルが繰り広げられているかのような錯覚を覚えた。

ちなみにこのアルバムは全部で17曲あるが、前半は1曲おきに短いインスト、中間から後半では数曲おきにインストが差し込まれている構成になっている。そのあまりに派手なパフォーマンスの曲が続くので間にインストを挟んでその豪快シンフォニックを楽しんでもらおうという考えと、チロエ島で起こったチリの神話に基づいて書かれたコンセプトアルバムということもあり、ストーリー性を重視しているというもの。とにかくド派手で大げさまでに繰り広げられる分厚いコーラスの嵐、(その分、Voが少し引き気味に弱く感じられるところもあるが)Rhapsodyに匹敵するくらい豪快なシンフォニックサウンドを楽しめるし、コンセプトアルバム好きにはたまらない一品!

『Luxaeterna』 - AQUARIA

2005年03月24日

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  • ジャンル:シンフォニック/メロディックスピードメタル
  • 国籍:ブラジル
  • リリース:2005年
  • 通算:1stアルバム
満足度:96

自主制作時代はUIRAPURUと名乗っていた2001年、彼らの1stデモCD「Hear Comes Life」を入手して気に入っていたので、デビューが待ち遠しかったのだが、2005年にバンド名を変えてようやくデビューしてくれた。そのサウンドは期待通りで、ANGRA、RHAPSODY、FAIRYLANDをミックスしたようなもので完全にオレ好みであった。ミキシングはRHAPSODYで有名なサシャ・ピートということで、音質はデビュー盤にしては極めて素晴らしく、パワフルで重圧感のある音作りもRHAPSODYに近いと言える。勿論クァイア・コーラスも満載で、シンフォニック・パワーメタルが大好きなオレの最も好みの音だ。

オレが個人的に、他のシンフォニック・メタルバンドと一線を画すと感じさせるのがその作曲力であり、ところどころで聴ける独自のメロディ展開が新鮮で、アレンジのセンスが高いと感じる。最も音楽的に近い作品はANGRAの2nd「Holy Land」なのではと感じるが、これと比べても作曲力は遜色なくオリジナリティも持っている。特にオーケストレーション中心のパートにおいてはそれが顕著に表れており、味わい深さにより聴き込んで何度もじっくり楽しめ、単なるANGRAフォロワーに留まらないバンドとなっていると思わせる。

彼らはBURRN!のインタビューで「コンテンポラリーなアレンジが施してあるパートがところどころにある」と語った通り、今までのシンフォニック・メタルでは聴けないアレンジもあったりして、これらがこの作品を一層引き立てており、単なるメロディックパワーメタルに留まらない多彩さもこの作品の大きな特徴と言えよう。疾走パートがそんなに多くないことと、映画のサントラに近いほどの複雑な構成の曲が多いことで、ANGRAの2nd「Holy Land」が好きではない人は、この作品も受け付けないかもしれないと思う。しかしオレにとっては大満足の作品であった。(雷X 2016.10.15修正)

『Advance To The Fall』 - GALNERYUS

2005年03月23日

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  • ジャンル:メロディックスピードメタル
  • 国籍:日本
  • リリース:2005年3月23日
  • 通算:2ndアルバム
満足度:90

日本が世界に誇れるメロパワクサメタルバンドの2nd。今作では疾走曲が半分以上なので疾走大好きな人には嬉しいだろう。音楽性は、基本的に前作と殆ど変わららないイングヴェイ系ネオクラギター+日本人好みのクサさに加えて切れ味鋭いメロディと作り込まれたアレンジで疾走しているというものだ。新要素としてはリズムにプログレッシブなアプローチがみられるぐらいか。というわけで前作を気に入った人は安心して聴けるだろう。

しかし、衝撃という点においては前作ほどではないかな。これはもうひとつ突き抜けてこないサビメロが原因かもとか思った。いや、充分に突き抜けたサビメロと言えるだろうが、前作があまりにキャッチーすぎたからこんなことを感じたのだろう。それより今のこのバンドにおいて凄いと思わせるのは、既に円熟の域に達したとも思わせる編曲かもしれない。聴き込んでいけばいくほど、インパクトよりも、アレンジによる旨みというような、そんな美味しいところが詰まって大変充実していると強く感じるようになった。しかも、複雑なアレンジが施されているにも関わらず違和感というものを覚えない。

これは、何だか若いバンドというより、GAMMA RAYANGRAのようにキャリアを積んだバンドの作品を聴いているような、円熟していることによる安心感すらある。疾走曲が大部分を占められているにも関わらず、円熟していると感じさせる作品はなかなか無い。ギターのSyuのプレイも素晴らしいとしか言いようが無いので、美しい泣きのギターソロを何よりも好む者も楽しめるし、そしてメロスパーは勿論楽しめるし、単純なメロスピに飽き飽きしている者も楽しめるし、末永く楽しめる作品となろう。

2曲目は、前作の2曲目を思い出させるメロディと構成の名曲で文句なし。ツインリードのメロディは、これぞ和製究極クサメロって感じだ! 3曲目は、ピロピロ+リズムチェンジのコンボで悶絶のBメロ〜爽やかさと哀愁がたっぷりのきらびやかなサビメロにもっていかれる。5曲目SONATA ARCTICAを意識したのかなと思わせるイントロのKey、コード進行などがありなかなかの曲。間奏とラストのソロパートが特に美しい。サビメロは、AXENSTAR1stのような淡々としたコーラス歌唱ならば尚よかったかなぁと思ったりした。

7曲目は、このバンドが持ちしセンスを強烈に感じる疾走インストだ。ただ疾走して劇メロを奏でているだけではなく。そこには緻密に計算された構成があるようだ。8曲目は前半勇壮、Aメロ最後ギターが駆け上がりBメロに入ると下降して盛り上がりを生み出し、そしてBメロではドラムとギターのフレーズ応酬に悶絶って流れが最高に気持ちいい。そしてサビでいきなり疾走となるが、疾走感よりじっくり表と裏のメロディを聴かせるって感じ。13曲目は、疾走とプログレッシブという両極とも言えるリズムが1曲の中に存在しているのが素晴らしい。

非疾走曲にも充分楽しめるのは前作と変わらない。プログレッシブなリズムアプローチが効いてかより深く音の世界に没入できるという感じだ。4曲目は、イントロのリズムが裏表入れ替わる瞬間が最初は気持ち悪いと思ったが、これがじわじわと効いて来る快感だ。この曲最初はクソ?とか思ったけど結局気に入った。9曲目はメロディは勿論よいし、これまたリズム的に目を見張るところのある曲だ。複雑なギター、溜めたリズムもあるAメロ、ピアノが華麗に舞うところでのドラミングなど色々あり! 11曲目はよくあるメロディックメタルが拘りのアレンジにより味わい深い曲に! 最後のサビメロにおけるリズムの妙がシンプルなメロディを大きく彩っているのがいいなっ!、、と、やはり歌メロよりアレンジに耳が行く。

2ndで早くも円熟していると感じさせる作品を発表したこのバンド、次作では何が飛び出てくるのだろうか。充実の極みと言える作品を2枚連続で生み出してくれたということで、次作では何を試みても失敗はしないような気もする。今のこのバンドならば、複雑なプログレをやっても直情メロスピをやっても、何をやっても最高のものを生み出してくれるだろう。(雷X)

タグ:GALNERYUS

『Cradle Of Insanity』 - SERPENT

2005年01月01日

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  • ジャンル:メロディックデスメタル
  • 国籍:日本
  • リリース:2005年
  • 通算:1stアルバム
満足度:90

陰鬱な雰囲気の中、クラシカルなメロ、究極の激情クサメロを奏でながら疾走する様が、あまりにもドラマティックで涙を誘う音楽性を持っている叙情メロデスバンドだ。クサメロの質はやはり日本産と感じられるもので、感性を刺激しまくる劇メロが涙を誘う。ツインリードギターの美しい響きに加え、シンセは勿論ピアノのアレンジも入り、これが更に哀感を高める要素となっている。このバンド、前身はヴィジュアル系バンドだったようで、そういったのバンドで多く聴かれる音の響きも頻繁に登場している。

まずはメインのメロとリフが最高なのは勿論、単なるクサメロに留まらない構成のギターソロから3拍子のパートに入るのが斬新な#2「Bloody Gates」で既に相当な作曲力を備えていることを感じさせる。作曲者は作曲法について専門的に学んでいたらしいが、そのこともあってか抜群のメロディの構成力だ。

そして何と言っても#4「Siren Night」が最高だ! 3拍子のパートも含む構成は完璧な出来と言え、全体を埋め尽くすクラシカルな激情メロディがたまらない。特に3:20からのギターソロは究極のクラシカル・シンフォニックパートであり、これ以上の悶涙ソロパートは殆ど無いと言っても過言では無いほど素晴らしい!

その他の曲も全て名曲だし、演奏力も充分で、世界のシーンで戦える実力を備えた稀有なジャパニーズメロデスバンドと言えよう。この作品で唯一惜しいのは、このバンドの自主制作盤である「Bloody Gates」よりもリードギターの音が小さくて聴き取りづらいことで、もう少しギターメロディを強調してほしかったことか。それは特に「Siren Night」のギターソロにおいて強く感じた。(雷X)

▼使用機材と楽曲ご利用の注意

2004年12月31日

下記は発表日順に並んでおりますが、右下のカテゴリからジャンルごとのページに飛ぶこともできます。DTM音源は基本的にMU2000EX+PLG-150-DRですが、Vo.Gt.Key生演奏の『The Bravior』は音源不明です。また、ルリダスのオリジナル曲の『Journey Of The Grief』以前は特に記載の無い場合S-YXG50となっております。

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『Victorious Holy War』

  • 作曲者:東 瑠利子
  • 発表:2004/12/16
  • 時間:05:44

全てを滅ぼそうとする邪悪な神との戦いで、一瞬にして血塗られた大地へと化した無残な光景を目の前に、もはや戦いを続ける者もなく大陸は敗北という名の静寂に包まれていたように見えた・・・。

しかしこの戦いはまだ終わりではなかった!今、1人の勇者が立ち上がり静かに目を閉じて呪文を唱え剣を構える。その姿は自信に満ち溢れており光り輝くオーラをまとっている!今こそ最後の力を振り絞り、悪に立ち向かう時!正義を信じれば必ずそこに勝利はあるのだから!

『Wolf In The Ice Field』

  • 作曲者:東 瑠利子
  • 発表:2004/11/03
  • 時間:05:06

長く厳しいといわれる北欧の冬の大氷原に人間による狩猟で両親や仲間を失った一匹のオオカミの子供がいた。奪われた家族や仲間との絆、そして自分だけ取り残された現実・・・。少しでも立ち止まればたちまち人間の手によって殺されてしまう危機!オオカミの子は悲しみを乗り越えて猛吹雪の中を懸命に駆け抜ける!