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当サイトは、東 瑠利子のオリジナル楽曲とメタル音楽レビューを公開しております。メロディアスな旋律と、ゴージャスに音色を駆使したパワフルで疾走感溢れるヘヴィサウンド、激しく展開するファンタジーで勇壮で感動的な世界をお届けします。現在ダウンロードできる楽曲は50曲以上ありますので、普段の音楽鑑賞用に、通勤通学のお供にmp3プレイヤなどに入れて聴いて楽しんでください。 著作権は放棄しておりません。当サイト全ての内容はリンク報告無しでの転載、また改変、再配布、直リンク、商用利用などは固く禁じております。すべての内容は日本の著作権法及び国際条約に保護を受けています。東 瑠利子の自己紹介はこちら

MIDIFlick打ち込み動画公開!第4弾は「Cave Of Trial」

2011年01月22日

タイトル:「Cave Of Trial」 作曲者:東 瑠利子 音源:MU2000

MIDIFlickで作った自作曲の公開第4弾です!
※インサーションエフェクトをかける前の状態ですので音色の違いやリードギター等、聴こえないパートがございます。

この曲の完成盤はこちらにてお聴き頂くことができます。是非聴き比べてみてください!

ちょっとコメント

この曲は満足100%な出来でとても気に入っています。RPGのような雰囲気を持ちつつも、力強い正統派パワーメタル。鳥の鳴き声や洞窟に滴る水の音などの効果音(?)も全て手打ちです(笑)カサカサいっているのはコウモリみたいなものがとんでいる感じで。まずはイントロで、先に何が待っているかわからない薄暗い洞窟の入り口に足を踏み入れた感じをイメージして頂くことで聴き手の心を掴み、まるで自ら洞窟の中にいるかのような雰囲気で聴いて頂ければと思いました。1回目のAメロはまだ洞窟に入ったばかりで恐る恐る進んでいるのですが、2回目のAメロでは様々な仕掛けやモンスターに苦戦しているのを表現するためにあえて変えました。3:11〜は、分かれ道に来たり、怪しい宝箱に遭遇したりして焦りと迷いを表現しました。

世界最強の剣が眠っているという試練の洞窟。奥深くへ進むにつれて敵もだんだん手強くなってくる。行き止まりに遭遇・・・・・・振り返ると背後には強敵が!抜け落ちる床、毒の沼、宝箱に化けた魔物、他にもたくさんの罠・・・様々なトリックを解き、今こそ伝説の武器を手に入れる時!

posted by 管理人 at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM関係

MIDIFlick打ち込み動画公開!第3弾は「Sword Of Dragon Knight」

2011年01月16日

タイトル:「Sword Of Dragon Knight」 作曲者:東 瑠利子 音源:MU2000

MIDIFlickで作った自作曲の公開第3弾です!
※インサーションエフェクトをかける前の状態ですので音色の違いやリードギター等、聴こえないパートがございます。

この曲の完成版はこちらにてお聴き頂くことができます。是非聴き比べてみてください!

ちょっとコメント

ドラゴンナイト(竜騎士)は竜と一体となって邪悪を打ち砕く!空高く飛び上がりドラゴンソードを大きく振りかざせば、ドラゴンに象られた稲妻の紋章が瞬く間に天地に降り注ぐ!という王道ファンタジーなイメージで作曲しました(笑)アレンジをゴージャスにし、壮大に創り上げました。特にハープの駆け上がり、勇壮なフレンチホルンなどがアクセントになっています。そこへ包み込むようなストリングスとクワイアで美しくまとめあげました。ベースもかなり動きがあるのでそこもポイントかな。

posted by 管理人 at 15:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM関係

MIDIFlickを知らない人のために譜面の解説と本体ダウンロード

MIDIFlickというシーケンサーを知らない人は譜面を見ながら聴いてもわけがわからないと思います^^;ので、ちょっと解説すると、音階の配置アルファベットは以下です。

20110116-2.jpg

"ACEFHJLM"が「ドレミファソレシド」。"o"の1オクターブ上は"a"であり、"a"の1オクターブ上は"A"。"z"の半音上は"a"であり、"l"の半音上は"A"です。

20110116-3.jpg

「Har:数字コンマ・・・は、和音です。例えばHarmonyの値を"1"にすると、コードの音階と・その半音上の音階とが同時に演奏されます。Harmonyの値の単位は半音です。(例えば、"A"のコードに"レ"の和音を加えたい場合、Harmonyの値を"2"にします。)負の値を指定することもできます。"-1"で半音下の音階も同時に演奏されます。例えばHarmonyの値を"1,2"とすると、コードの音階と・その半音上の音階と・その1音上の音階とが同時に演奏されます。"1,0,-1"なら、コードの音階と・その半音上の音階と・その同じ音階と・その半音下の音階とが同時に演奏されます。

MIDIFlickはフリーソフトですが、現在は手に入りません。欲しい人がいましたらコメント欄にお問い合わせください。このソフトを使って作曲してみたい人、紛失してしまった等、必要であればメールにて配布します。

posted by 管理人 at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM関係

MIDIFlick打ち込み動画公開!第2弾は「真夜中の訪問者」

タイトル:「真夜中の訪問者」 作曲者:東 瑠利子 音源:MU2000

MIDIFlickで作った自作曲の公開第2弾です!
第1弾の動画作成において生じた画面と音声のずれですが、今回、キャプチャソフトの変更により全くずれなくなり、問題解決しました。また、雑音もなくなりクリアになりました。(第1弾もそのうち作成し直します^^;第1弾も修正しました。

この曲の完成盤こちらにてお聴き頂くことができます。是非聴き比べてみてください!

ちょっとコメント

オリジナルゲームミュージックです。真夜中に無防備に寝ている門番の兵士を横目に敵地へこっそり忍び込む・・・ような場面をイメージして作りました。シンプルな曲こそセンスが問われると思います。この曲は細部まで繊細に作りこんだので是非ともシーケンス動画を見てもらいですね。個人的にこれは抜群の出来です(自画自賛!^^;)

posted by 管理人 at 00:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM関係

MIDIFlick打ち込み動画公開!第1弾は「Save The Queen!」

2011年01月15日

タイトル:「Save The Queen!」 作曲者:東 瑠利子 音源:MU2000

MIDIFlickで作った自作曲の公開第1弾です!
動画の作成上、音声とシーケンス画面に若干のずれがあります。(修正済み)インサーションエフェクトをかける前の状態ですので音色の違いやリードギター等、聴こえないパートがございます。ちなみにソロ→「ポロ」になるのはこのソフトの仕様です^^;

この曲の完成版はこちらにてお聴き頂くことができます。是非聴き比べてみてください!

ちょっとコメント

シーケンスファイルを見られるのは非常にお恥ずかしいのですが、思い切って公開していきます。この曲は2004年に制作したもので、Gのピッチベンドがまさかの手動数値打ち!気に入っているところは、1度しか登場しないBメロ(2:44〜)と、ラストのたたみかけるような疾走ですかね。勇敢な感じにしています。あとは私が滅多に使わないピアノを駆使しているところです。

posted by 管理人 at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM関係

『Poe』 - OPERA MAGNA

2010年01月01日

CDジャケット画像
  • ジャンル:シンフォニックパワーメタル/スピードメタル
  • 国籍:スペイン
  • リリース:2010年
  • 通算:2ndアルバム

満足度:98

スペインのシンフォニック・メタルバンドの2nd。2006年発表の1stも好評だったそうだが、この作品は「シンフォニック・メタルかくあるべし」という絶品の仕上がりに殆どのクサメタラーは狂喜すること間違いなしと言える仕上がりとなっており、本当に久々にヘヴィロテ作品となった。その作曲力はオレが敬愛するRHAPSODY OF FIRELuca TurilliFAIRYLANDPhil Giordanaに匹敵するものがあると感じた程で、聴き込む程にその印象的なメロディと緻密なアレンジを深く味わうことができるだろう。

この作品は、著名なアメリカの推理・ホラー小説作家、エドガー・アラン・ポーの生涯をコンセプトにしたとのことだが、全編スペイン語で、日本盤には日本語訳ではなく、英語訳(バンドのヴォーカルが直々に翻訳したそうだ)が封入されているので、ストーリーを理解するには英語力が必要だ。しかしそのサウンドを聴くだけでも、エドガー・アラン・ポーの波乱万丈の人生を表現するに相応しい内容だと感じさせる。

具体的には、FAIRYLAND等のファンタジック・メタルのようなパートに加え、そのままのタイトルである#11「Edgar Allan Poe」などで、怪しさやダークさを表現したパートがあったり、同類のバンドと比較するとメロディやオーケストレーションに哀愁、慟哭といった要素が多いことで、これがこの作品ならではのオリジナリティともなっていると言える。また、リズムチェンジも含みつつ疾走するパートも豊富で、疾走大好きメロスパーにとってもたまらないサウンドが表現されているのも素晴らしい。

特に印象に残った曲を記しておくと、#2「El Pozo Y El Pendulo」は、FAIRYLANDのようなパートあり、HEAVENLYのようなパートあり、そしてサビメロは日本のクサメタルのような超激クサメロを聴かせてくれる究極のシンフォニック・スピードメタルチューン! #3「Un Sueno En Un Sueno」のサビメロ〜Cメロの流れもあまりのクサさに失神寸前! そして3:02〜のパートは、RHAPSODY1st「Legendaly Tales」の「Flames Of Revenge」の2:35〜のパートそっくりで笑いつつその劇的展開に悶涙! #04「La Mascara De La Muerte Roja」では間奏の壮大なパートに悶涙! #10「La Caida De La Casa Usher」はFAIRYLAND1st「Of Wars In Osyrhia」の楽曲を想起させる究極のファンタジック・メタル!

ネット上で試聴した時の期待を遥かに上回る、オレにとって1年〜数年に1度レベルの名盤であり、2001年〜2005年頃、クサメタルが盛り上がっていたころ、DARK MOOR2nd「The Hall Of The Olden Dreams」やFAIRYLAND1st「Of Wars In Osyrhia」、HEAVENLY2nd「The World Will Be Better」を聴いて感動した時と似たような感覚を今オレは味わっている。日本盤とは言え、1,680円という非常に良心的な価格となっており、クサメタラーならば迷わず買いの1枚だ!(雷X)

キラーチューンの#2「El Pozo Y El Pendulo」を試聴してみよう。他の曲もYoutubeで聴くことができる。

#10「La Caida De La Casa Usher」についての感想

「La Caida De La Casa Usher」がオレにとってあまりにも理想的なファンタジック・クサメタルで毎日欠かさず聴いている。最初は2曲目がキラーチューンだと感じていたが今はこの曲が大好きだ。その大好きなポイントを今日は書いてみようと思う。

全体の曲調としては、先のレビューにも書いたが、FAIRYLANDの「Of Wars In Osyrhia」を彷彿とさせるファンタジー風味満載のメタルで、楽曲の構成、アレンジ、そしてメロディ全てがオレの興奮のツボを抑えてきてくれて喜ばしい限りのものとなっている。

劇的なイントロのツインリードから速いバッキングギター・スウィープのフレーズが入る緊張感のあるイントロに続くは、フックのあるアレンジのAメロだ。美しいストリングスのメロディと共に流れるようにBメロへつながり、そして絶妙のタイミングでコーラスが切り込んでくるという展開に既に悶絶!

2度目のAメロは、ギターのバッキングが変化しているのがポイントで聴き飽きさせない工夫と言えよう。それに続くBメロを巻き舌で締め、伸びやかな入り方で壮大なコーラスのサビメロへと突入する。RHAPSODYのようにサビメロの裏でブラスが鳴り、コーラスと裏メロのストリングスは極めてファンタジックな絡みを聴かせてくれる!

間奏はシンプルであるがその後のフレーズに絶妙なつながりを見せるパートからはじまり、そして次に美しいメロディをスウィープのフレーズが彩る。ギター・キーボードソロもよく練りこまれたフレーズで曲の一部となっている。個々のメロディの悶絶度は高くはないかもしれないが、全体の一部として聴くとこれほど洗練された間奏はなかなか無いと言えよう。

間奏が終わると、A、Bメロのあとサビメロを2度繰り返すのだが、繰り返し時のサビメロの入り方がまた気持ちを高揚させてくれ、曲のエンディングをより高いテンションにもっていってくれるのだ! そしてイントロのメロディを再び演奏し曲は終わりを迎える構成も素晴らしい。随所に作曲者の拘りを感じられ、真剣に素晴らしい音楽を生み出したいという願いが結実した名曲だとオレは感じている。皆もじっくりと味わって聴き込んでみよう!

OPERA MAGNA 「La Caida De La Casa Usher」 

▼使用機材と楽曲ご利用の注意

2009年12月31日

下記は発表日順に並んでおりますが、右下のカテゴリからジャンルごとのページに飛ぶこともできます。DTM音源は基本的にMU2000EX+PLG-150-DRですが、Vo.Gt.Key生演奏の『The Bravior』は音源不明です。また、ルリダスのオリジナル曲の『Journey Of The Grief』以前は特に記載の無い場合S-YXG50となっております。

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posted by 管理人 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

『The Bravior』 - EYES OF FENRIR

  • 作曲者:東 瑠利子&雷X
  • ヴォーカル/ギター/キーボード演奏:Leo Figaro
  • ギター演奏:YAZIN(Knights of Round)
  • 発表:2009/02/14
  • 時間:05:20

日本人ヴォーカリストLeo Figaro(リオウ・フィガロ)と日本人ギタリストYazinとのプロジェクト「EYES OF FENRIR」の曲。この曲のアレンジ違いや、当サイトのオリジナル曲のEYES OF FENRIRヴァージョンがアルバム「Victorious Holy War」に収録されていますが、現在中古でしか入手できないようです。


作詞:Leo Figaro(英語)

When I saw a shooting star.
I remembered the old story.
It is handed down for several hundred years.

In the days of the corrupted Middle Ages.
The people were not able to resist forcible exploitation.

Many people suffered from starvation.
A courageous one was murdered mercilessly.
The Tyranny went on.
The tyrant dominated the world.

A useless fight caused a new fight.
There were the people who were not allowed to have a dream.
Their only hope was a savior.

Bravior challenged a fight.
A total eclipse of the sun.
The area was surrounded in darkness.

※1
Time seems to have stopped.
Stillness surrounded there.
Many shooting stars invite a victory…. oh.
It invites the delight...
It’s a great joy

(chorus)
It rains from the sky of the glory.
And a rainbow will appear.
Days of new hope will come over here.
It comes over from the other side of the rainbow

Sing this song.
The song of the victory.

---G-Solo---

For a long time, the blood of the brave man has been inherited.
Oh… After time of several hundred years.
He is a savior.
Hurry, and take the weapon.
The day of hope is coming over.

---Bridge-Key-Solo---

※1

(chorus)
It rains from the sky of the glory.
And a rainbow will appear.
Days of new hope will come over here.
It comes over from the other side of the rainbow
Sing this song.
The song of the victory.
Oh… Raise a voice.
A voice of the delight.
You’re the one we’ve been waiting for

――――――――――――――――――――――――――――
(日本語訳)

流れ星をみて
古い物語を思い出した。
何百年も言い伝えられている物語。

退廃した中世の時代
人々は強引な搾取に反抗することも出来なかった
多くの人々が飢えに苦しみ
勇気ある者が無残に殺された
圧政が続き
暴君が世界を支配した

無駄な戦いが新たな戦いを招き、
夢を見ることも許されない人たちにとって、
唯一の希望は救世主の存在

彼は戦いに挑んだ
皆既日食で回りは闇に包まれた。
時間が止まったように静まり返り、
多くの流れ星が勝利をいざなう。
人々の歓喜をいざなう。
大きな喜び

勝利の雨が降ってくる
そして虹がかかる
希望の日々がやってくる
その虹の向こう側から…
歌を歌おう
勝利の歌を

長い間受け継がれてきた勇者の血
何百年もの時を越えて
彼は救世主
急げ!武器を取れ!

希望の日がやってくる

彼は戦いに挑んだ
皆既日食で回りは闇に包まれた。
時間が止まったように静まり返り、
多くの流れ星が勝利をいざなう。
人々の歓喜をいざなう。
大きな喜び

勝利の雨が降ってくる
そして虹がかかる
希望の日々がやってくる
その虹の向こう側から…
歌を歌おう
勝利の歌を
声を上げろ。
歓喜の声を。
私たちが待ち続けていた救世主。

その虹の向こう側から希望の日がやってくる
歌を歌おう
勝利の歌を

『Forbidden Lover 〜Light Velocity Edition〜

  • 作曲者:東 瑠利子
  • ギター演奏:クレイマン
  • 発表:2006/03/30
  • 時間:05:18

ギター演奏に挑戦してくれたクレイマンさんのコメント

いつも以上に、精一杯やりました。え〜、今回は、4部作の2幕ということで、なかなかのボリュームがありました。こだわったのは、ギターの音。morleyのワウペダルをつないで、真ん中ぐらいまで踏み込んでざくざく感を演出してます。(アイディアは、マイケルシェンカーがワウペダルをイコライザーとして使っているのを拝借)そして、曲半ばにある光速ソロ。本当はフルピッキングで弾きたかったのですが、インペリテリ級だったのでレガートフィンがリングになってますwww他は難なくできたかと。

あと、東瑠利子Pに「お前の音はカスだ!!」と罵られること数十回でしたが、録音100回目ぐらいにしてやっとOKを得られたのが救いでした(笑)が、その甲斐あって、素晴らしい作品に仕上がったと思います。ぜひ、ソロだけでなくリフも良く聞いてみてください^^

プロデューサー東 瑠利子のコメント

4部作品であるVampire〜The Dead At Night〜の第2幕の演奏に挑戦してもらいました。今までのギター入れはミドルテンポな楽曲が多かったので今回はクレイマンさん初の疾走曲にチャレンジということでしたが、とにかく素晴らしいです。いつもはギター演奏が入った時点で私がチェックをして一発OKか、ダメ出しをしても1度くらいだったのですが、今回は実に6回以上もの直しを要求してしまったのでクレイマンさんにはそのたびに何度もレコーディングをさせて大変だったかも^^;

しかしここは作曲者兼、プロデューサーとして厳しくいったほうが完成度も高くなると思い、ほんの些細な部分でも「ここはこうしたほうがいい、こうしてみてはどうか?」などの意見を出してこのパーフェクトな出来となったのです。作品は永遠に残るものだし満足のいくものをという精神は私の普段の曲公開でも同じです。

原曲ではイントロ部、ハープシコードだけのメインフレーズからリードギターフレーズと移行しますがあまりにも上手く弾けているので最初からリードギターをメインにとってもらいました。あとはソロ!私の作るソロフレーズは実際に弾くととても難易度の高いものでギタリスト泣かせなのですが(笑)一部速弾きの部分だけ多少の遅れは見られるものの、これは完璧に弾ききったと言い切れる最高のプレイでしょう。

『Castle Of Vampire』 〜God Edition〜

  • 作曲者:東 瑠利子
  • ギター演奏:クレイマン
  • 発表:2006/02/06
  • 時間:01:20

ギター演奏に挑戦してくれたクレイマンさんのコメント

Vampireを初めて聞いたときハイクオリティさにビビリました。なんかバナナが一皮むけたなって感じで。いつかギター入れたいなぁと思っていたのですがなかなかチャンスがなかったんですよね。そんなある日ふとドトールでカフェラテ飲みながら優雅にるりぴょんの曲等を聴きながら読書をしていたのですがふとvampireが耳に入ってきてキタ━(゜∀゜)━!!とお告げがくだりギターを入れることに。所要時間は一日。だって短いし。長いと疲れちゃうので。ノーマルチューニングですがヘヴィな仕上がりになったと思います。全米を震撼させるのも近いかもしれません(笑)リフと音質が命。

プロデューサー東 瑠利子のコメント

Vampire〜The Dead At Night〜という2005年の最後にリリースした4部作品の第1幕を演奏してもらいました。物凄くヘヴィなバッキングとねちっこくかっこいいリードでまさにLIVE感と臨場感がすごいです。原曲とはリズムギターのフレーズまわしが少し変化しているところもいい味が出ていると思いました。この曲はインストゥルメンタルで短いけど私のドラムも拡張ドラムプラグインにより生に近い再現が出来るのでこれはもう完全にLIVEです。

『The Miracle Of Heaven』 〜Aggressive Edition〜

  • 作曲者:東 瑠利子
  • ギター演奏:レジスタンス
  • 発表:2005/08/13
  • 時間:6:40

ギター演奏に挑戦してくれたレジスタンスさんのコメント

「The Miracle Of Heaven」は最高のメタル曲です!俺レジスタンスがこのMetalGuardianを知り、初めて聴いた曲がこの曲でした! 正直自分は生楽器派で、打ち込みには否定的な人間でした。しかしそんな固定観念は瑠利子さんが作る楽曲達に見事にぶち壊してもらいました!そ の中でもこの「The Miracle Of Heaven」は飛び抜けて自分にフィットする曲でした! 一聴するとメロディアスな聴き易いメタル曲ですが、ギターだけを取り出して聴いてみるとデスメタルも真っ青なほどなスピードとアグレッションそしてラウドでへヴィーなギターワークを聴く事が出来ます! 俺が弾く生ギターでそれを少しでも感じて頂ければ幸いです!

ギター演奏で苦労したところはやはりギターソロの超絶速弾きです。ただでさえ難しいのに瑠利子さんがピアノ出身の音階を使った音使いな為、ゴリゴリ武骨ギター弾きの俺が弾くにはかなりの練習が必要でした。でもこのコラボのおかげで自分のギタリストとしてのレベルもまた一段階上がれたかなと思います!特に聴いて欲しいプレイとしては、生ギターならではのゴツゴツガンガンの迫力サウンドです! ソロではかなりノイジーな感じになってしまっていますが、それもまた俺の個性ということでお許しください(汗)最後にもう一度言います「The Miracle Of Heaven」は最高な悶絶鋼鉄曲です! 皆さんも是非何度でも聴き込みまくってください! 飽きるどころかドンドン好きになる名曲です!

プロデューサー東 瑠利子のコメント

今回はレジスタンスさんに初のギター入れに挑戦してもらいました。リードとリズムギター両方です。この曲は私の曲の中でも特に難易度が高く、更に6:40という長さなのでこれを完璧に弾ききったレジスタンスさんの腕は確かです。更に彼は分割録音ではなく丸ごと一発で弾ききる驚異の耐久レコーディングをする、ものすごい熱いギタリストですし、これこそが本来のLIVEそのものなのではないでしょうか。私の曲はドラゴンフォース並みに速いメロディックスピードメタルが多いのでこのリズムギターをパーフェクトに弾ききったというところがもう神ですね。実際に彼に会った時にこの曲を目の前で弾いてもらった時はさすがに鳥肌と感動で震えました・・・!

あと、リードギターも猛獣のごとく吠えるという表現がまさにぴったりなのではないかと思うくらいの迫力で、作曲者の私からすればこんなの絶対に弾けるはずもないとわかった上で作った超高速フレーズまで無理やり弾ききってしまっています。これこそが熱きメタルギタリストの魂を感じますね。中盤の静寂な展開に入る感情的なギターも彼の魂そのものを感じる感動的なものとなっています。皆さんも実際に挑戦してみればわかると思いますがよく私の曲を聴いて真似して弾いてみたけど難しいし速くて全く無理だったという人が多い中、ここまで完璧にプレイしてしまうというレジスタンスさんはまさに凄腕メタルギタリストです。

『Cave Of Trial』 〜Sky Guitar Edition〜

  • 作曲者:東 瑠利子
  • ギター演奏:クレイマン
  • 発表:2005/08/13
  • 時間:5:46

ギター演奏に挑戦してくれたクレイマンさんのコメント

今回は、ソロとバッキングをいれさせてもらいました。スネアがメタルちっくな感じで、バッキングもギター入れしてかなり良い感じ。さらに、最終段階でいろいろ試行錯誤して一日中音をいじってて、はたから見るとひきこもりとしかいえないですが、そのかいあってか、臨場感あふれるサウンドを構築できた気がします。洞窟でバトルしてる感じがバリバリ伝わってくるはず! あと、録り終わってから結構ミスに気づいたのでかなり音の波形直したり一部分だけ差し替えたりしました・・・。なので、もう一回弾けって言われても、もう弾けません・・・

プロデューサー東 瑠利子のコメント

前回のリードギター生演奏がとても上手くいったので今回はリズムギターも同時に挑戦してもらうことになりました。あとは今までと違うのが全てのパートを別録音したということです。私の打ち込みパートなども全て個別で録音したので1つ1つの音のクリアさと臨場感がピカイチの作品に仕上がったと思います。まさに「洞窟でバトル」というこの曲の主旨に合っているのでLIVE感が皆さんに伝わると思います。

相変わらず彼のねちっこいリードは私が求めるギタリストそのものであり、ソロも全てパーフェクトに弾ききっています。いくらテクニックがあってもやはり自分に合うギタリストと合わないギタリストがいると思うのでその辺とてもいい人に出会ったなぁ!と思いました。あとは初のリズムギター入れですがこちらも、何も言うことがないくらい完璧です。

『Kingdom Of The Last Elf』 〜Emotional Edition〜

  • 作曲者:東 瑠利子
  • ギター演奏:クレイマン
  • 発表:2005/06/25
  • 時間:4:06

ギター演奏に挑戦してくれたクレイマンさんのコメント

ギターの演奏で大変だったところ。音を耳コピすることです。最近は人の曲をコピーしていないうえ、普段はスコアを買ってコピーしていたので音を1音1音ひろうのが大変でした。私の場合、速いフレーズは全く理解不能なのでmidiデータ開いて1音1音ならして確かめていくので(笑)あとは出だしのフレーズと中間の指使いが難解で、ここだけで50回ぐらい取り直しました。ツインリードは一人で両方演奏する必要があるので2度おいしい! なので一曲通して演奏するのはムリポ録音で大変だったところ。ギターがでしゃばらずいかに原曲を壊さないで演奏するかという点です。ギターはノンエフェクトにしようと思っていたのですがやはり違和感をなくすためリバーブとディレイをかなりかけてしまいました。ミックスダウンは15回ぐらいやり直しました。

プロデューサー東 瑠利子のコメント

私の自作曲の中でも特に名曲な「Kingdom Of The Last Elf」というメロディックパワーバラードのリードギターの生演奏に挑戦してもらいました。今回は初の生ギター入れということで、どんな感じに仕上がるかまだ手探り状態だったのでリードギターだけを弾きたいということでリズムギターは私の打ち込みです。私はいつも打ち込みでギターを作曲する際に、もし生のギターだったらこういう風にしたいなという感じでピッチベンドをかけたり細かな感情付けをしているのですが、クレイマンさんが今回弾いてくれたものは、まさに私が求めるねちっこいリードギターであり、これぞ私が求めていたものだ! という感じで本当に嬉しかったです。

『Non Omnis Moriar』 - WILDPATH

2009年09月01日

CDジャケット画像
  • ジャンル:シンフォニックメタルバンド
  • 国籍:フランス
  • リリース:2009年
  • 通算:2ndアルバム

「Non Omnis Moriar」 - WILDPATHを購入する

満足度:96

ストーリーアルバムになっており、17曲のうちのほとんどがインストですが、そのインストが曲間のいいアクセントとなっているのでどれも飛ばす必要がないくらい美しい仕上がりです。作曲、演奏共にとても繊細で芸術的。Voは女性で若干弱弱しい感じではあるものの、このバンドの神秘的な雰囲気にあっているので良いと思います。また、1stではコーラスがほとんどなく、女性単体で歌っているものが多くてパンチに欠け、物足りなかったのですが、この2ndでは見事に壮大なクワイアで曲を盛り上げており、素晴らしいです。このアルバムは全編とてもダークな雰囲気をかもし出すシンフォニックメタルでかなり好み。作曲能力も高く、独特な雰囲気とメロディで個性的でありながら受け入れやすく、音色使いもバツグンのセンスでアレンジされており、脱帽。バンドそのものの方向性としては1番近いのが同じフランスのFairylandなんじゃないでしょうか11曲目「Secret's Case」わたしはこの曲がアルバム内で1番好きです。タイトルチューン「Non Omnis Moriar」もかなり良いし、ダークネオクラな2曲目「Unforgotten」や、独特なメロディで圧巻の3曲目「Shadows Dance」、凝った作りで作曲力の高さを心底実感できる5曲目「Grinnin' Sanity」など、どれも好みな曲ばかり自身の作曲にも影響を受けそうで勉強になりました!私事ですが、このアルバムを息子を出産する時に陣痛室でヘヴィロテしていたのでいい思い出です(笑)

『Score To A New Beginning』 - FAIRYLAND

2009年05月19日

CDジャケット画像
  • ジャンル:シンフォニックメタル
  • 国籍:フランス
  • リリース:2009年5月19日
  • 通算:3rdアルバム

「Score To A New Beginning」 - FAIRYLANDを購入する

満足度:100

フランスのシンフォニックパワーメタルバンドFairyLandの2年半振りの3rdアルバム!今作も前作に負けず劣らず全曲神でした!特にラストの9曲目の大作においては、今までの全3枚のアルバムの中でも1、2位を争うのではないかというくらい素晴らしいです。そして、オーケストレーションにおいては今までで1番最高な出来なのではないでしょうか。出すたびにとても良い方向にパワーアップしているので、3枚のアルバムに順位をつけるのは難しいほどどれも素晴らしいです。今回、作曲者のフィリップジョルダナ+17人のゲストでバンドが成立しています。そう、前作までのメンバーは誰1人としていないのです(全員脱退)しかしジョルダナはそれで良かったと言っています。『バンド』という枠組みにとらわれず自分の音楽を突き止めていくフィリップジョルダナ。これからのFairyLandは毎回能力のあるミュージシャンをジョルダナが世界中から集め、それらが同志となってFairyLandというクエストに参加する戦士になるそうです。これは新しい音楽活動の在り方であるし、わたしはすごく共感できました。バンドありきではなく、素晴らしい作曲家と演奏家が集まれば、素晴らしいアルバムが出来るんです。ヘヴィメタルに新たなる時代到来です。

1曲目「Opening Credits」FairyLandお決まりのインストから始まる壮大なストーリーは今回なんと2nd「The Fall OF AN Empire」の4曲目「Slaves Forlorn」のダークアレンジからスタートしました。これは前作をよく聴きこんでいる人は最初からニヤリだったでしょう。よりオーケストレーションに磨きがかかったオープニングに圧巻!2曲目「Across The Endless Sea Part II」このアルバム内で2番目に好きです!FairyLandは毎回2曲目にキラーチューンを持ってきます。もちろんこの度も最初を飾るに相応しい素晴らしい1曲でした。壮大なクワイアとVoが交じり合い、サビの壮大なコーラスはFairyLandらしさが散りばめられています。そしてまた素晴らしいのがバックアレンジ。さすがのフィリップジョルダナ!複雑なストリングス、キラキラのチェレスタとピアノが絡み合い曲を盛り上げ引き立てます。※なぜパート2かというと、前作の日本盤ボーナストラックに「Across The Endless Sea(Bonus Track For Japan)」という疾走曲があり、そのパート2にあたるものだからでしょう。

3曲目「Assault On The Shore」この曲も最高!このアルバムの中では鳴きの1曲といってもいいでしょう。なんといってもVoとバックアレンジのバランスが絶妙で最高です。この曲のAメロのバックのストリングスに思わず耳がいってしまうのはわたしだけでないはず。サビの盛り上がりは大合唱したくなりますね。4曲目「Master Of The Waves」アルバム内ではかなりヘヴィでハードな1曲。BメロのストリングスがいかにもFairyLandらしく、如何なる曲をやろうともジョルダナらしい色づけは忘れません。イントロからして荒れ狂う海を大航海している様子が目の前に浮かぶようです。情景描写が素晴らしいのもジョルダナの作曲の素晴らしいところだと思います!5曲目「A Soldier's Letter」壮大なバラードです。ピアノから始まり、サビでは大コーラスになり盛り上がります。非常に感動的であり、思わず体を横に揺らして聴きいってしまうほどです。最大限に盛り上がるVoパート→Keyソロ→Gソロへの流れが鳥肌もの!6曲目「Godsent」アルバム内で最もヘヴィでアグレッシヴな疾走曲!高音ストリングスとソロフレンチのイントロ→疾走パートへの突入がかっこよすぎる!そしてサビまでの盛り上がりへの持って行き方がとにかくすごい。サビ直前に一息入るパートがとにかくヤヴァくて鳥肌ものです。7曲目「At The Gates Of Morken」オペラティックハードな1曲!この曲のバックストリングスは常に激しく動いており、かなりこっていてとにかく聴き応えがあります。女性Voが入ってきて曲調がガラっと変わるところはオペラティックで非常にかっこいいです。この曲は様々に入り組んだ音色を楽しむための曲でしょう!とても勉強になります。

 8曲目「Rise Of The Giants」美しいオーケストレーションで構成された民謡調あり神秘で壮大なドラマティックインスト。ゲーム音楽に非常に近く、植松伸夫さんの作ったFFのサントラですなんて言われても雰囲気的に全くおかしくはないかも(笑)9曲目「Score To A New Beginning」

9分の長大作。この曲はFairyLand史上指折り3本には確実に入る名曲です!!!明るく軽快なイントロ〜前半部はブラジルのシンフォニックメタルバンドAQUARIAの音楽性に近いものを感じる人もいるかもしれないですね。Aメロの雰囲気とかリズムとか進行がそんな雰囲気をかもしだしています。B裏のストリングスとVoの盛り上がりによって曲が最高潮に達すと一度壮大なプレサビで落ち着かせ、またBが更に盛り上がるんですがなんとその後疾走する本サビがいかにもFairyLandらしい2:32〜のパートで鳥肌が立ちます。そして間奏→Keyソロ→Gソロの流れが最高すぎ!曲が最高に盛り上がる部分です。またB→サビが入ったあと、Keyソロ→Gソロがあるんですが6:04〜の3連パートが圧巻!そして6:39〜涙涙の最大の癒しパートが入ってきます。この辺にくると涙で前が見えなくなります(笑)物語りも終盤、ありがとうFairyLand!と叫びたくなるくらいかっこいいです。いや〜1stも2ndもですが、FairyLandは長大作が最も素晴らしいことが多いですね。この曲ばかり何十回もリピートしてしまうくらい気に入りました。そしてこの1曲だけのために2,700円出してもいいくらいです(笑)FairyLandのアルバムはヘッドフォンでじっくり聴くのが最も楽しめると思います。隅々まで複雑なバックアレンジの1つ1つを噛み締めて聴いて頂きたいですね。そしてわたしが最も目指す、尊敬する音楽をやっているのが作曲者フィリップジョルダナです。現在はもう彼によるソロプロジェクトといってもいいFairyLandですが、わたしは自分の作曲において、FairyLandとHeavenlyを足したような劇的ヘヴィメタル作曲家になることを目指しています。ちなみにFairyLandの3rdアルバムの感想をFairyLandの作曲者であるフィリップジョルダナにメールで伝えたところ、『おおルリコ!非常にナイスでグッドな感想を嬉しいよありがとう!』と言われました。ただ、わたしが日本語を翻訳機にかけて送ったメールなので、ジョルダナからの返事で、『ルリコの文章は滑稽でちょっと妖しい部分があるよ!でもまたそれもナイスだね!』と笑われてしまったのですが^^;文末にXD←こういうのがついててなんだろうと思ったら、これって海外の人がよく使う顔文字なんですってね!まぁ全ての内容はきちんと伝わってないかもしれませんが(汗)わたしのFairyLandへの熱き思いと情熱だけはとりあえず伝わったみたいで良かったです。

タグ:FAIRYLAND

『The Cosmocinesy』 - QANTICE

2009年04月10日

CDジャケット画像
  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:フランス
  • リリース:2009年4月10日
  • 通算:1stアルバム

 

満足度:94

インターネット上で検索するとプログレッシブメタルと紹介されていることもあるが、中心人物であるTony Beaufilsが影響を受けたバンドがブックレットのpersonal thanks欄に並べられていたのでじっくり見ると、ジャーマンメタル、シンフォニックメタル、ネオクラシカルメタル、映画音楽、クラシック音楽のアーティストの名があることから、プログレッシブメタルからメロディックパワーメタルに流れてきたのではなく、これらのアーティストの影響を受けつつ、今まで聴いたことが無いような独自のメロディックパワーメタルを生み出したアーティストと言えよう。

Tony Beaufilsはギター・ベース・キーボードに加え、マンドリンとバンジョーも演奏するというマルチプレイヤー振りの上にプロデュースもこなす。パーマネントメンバーとしては、ヴォーカルとヴァイオリニストとドラマー(ライブ時のみ)がクレジットされており、他ゲストミュージシャン8名により制作されているあたり、同郷のFAIRYLANDにも通じる、1人ですべてを創造したい芸術家気質の人間なのだと想像できる。それはブックレットやロゴアートワークにも関わり(流石にジャケットカバーイラストは別人だった)、英語故にすぐに理解できないのが残念なほど、スケールの大きいコンセプトが掲げられている歌詞群(QANTICEオフィシャルサイトには何と小説化されているというニュースが!)を見ると尚更そう感じる。

肝心の音楽性は、プログレッシブと評されるのも頷ける変拍子やリズム、複雑極まるアレンジを聴くことができ、更にこれまでオレが聴いてきたシンフォニックメタルやメロディックスピードメタルでは聴けなかった展開や音の響きが所々登場するものの、基本となるメロディはキャッチ―であり分かりやすいとも言える。加えてメロディックパワーメタルらしい伸びやかな歌唱とパワフルなリズムがしっかり存在しているのも嬉しいところで、特にドラミングは激しくもテクニカルでもあり、展開に合わせた緩急自在のフレージングが心地いい。よって3曲収録されている疾走曲はライブでも大興奮間違いなしのナンバーとなるだろう。

印象的な曲について記しておくと、ゼルダの伝説のオープニング曲を彷彿とさせるパートや、どこか懐かしさを覚えるメロディが印象的で冒頭からグっと来る#1「Budding From The Mist」からそのままの流れでいくと思ったら唐突にヘヴィになる#2「Head Over Worlds」は、最初はメロディの煽情力が弱いかなと感じたが、聴きこむごとにこのパワフルさと複雑な展開の融合が心地よい。また#1のメロディが間奏部とエンディングに流れ、特に後者の展開は涙ものである。

そして#4「Megantrop」は、作品中最も印象的な疾走曲で、サビメロの高揚感はメロの最後にドラムフィルを多用し最高潮に達する! 間奏の展開の面白さも聴きどころだ。最後は更に声を張り上げてガッツポーズ! #8「The Question」も終始明るい雰囲気で疾走するところが典型的なメロスピと言えるものの、随所に細かいアレンジが施されるのがこのバンドらしい。歌メロパートは勿論、疾走と9/8拍子をバックにするツインリードにはじまり、スリリングなフレーズを奏でるソロに繋がる間奏の展開にも高揚感がもたらされる。上記3曲共にエンディングではしっかりイントロのテーマを引き継ぐというあたりに作曲面での拘りが感じられる。

#10「The Least Worst Ending」はエンディングを飾るインスト曲で、ゆったりとした壮大な笛〜フレンチホルンのメロディにバックが疾走していたり、その後は持てる作曲の要素をフルに叩き出すかの如く様々な展開を見せたりするのが面白い。また、他の曲も様々な楽器を用いて民謡調の雰囲気を醸し出していたり、プログレッシブに展開したり、キャッチーなメロディを配したりと、一聴しただけでは良さは分からないものの何度も聴くごとにその素晴らしさが伝わってくる曲ばかりで、末永く楽しめる作品と言えるだろう。

HEAVENLYが登場するまでは特に注目することのなかったフランス産メタルだが、近年オレの心を掴む音楽性を持つバンドが増えてきて嬉しい。HEAVENLYFAIRYLANDWILDPATHKERION、そしてこのQANTICEの新譜は今後必ずチェックするだろう。これらのバンドに共通するのは、音楽性の違いはあるものの、まるでフランス料理のような味わいへの気配りだ。特にアレンジにおける細かいヴォイシングや音色選定などにそれは表れており、これがおざなりになった音楽は何度も味わおうとは思わないだろう。

QANTICEは、音楽的には、爽快なメロディにどこかANGRAを彷彿とさせる、ブラジルのバンドのような雰囲気があるものの、そのアレンジの緻密さと細かな心配りはフランス産であることを納得させられる。何度もじっくり味わいたくなるこれらフランス産の美味なるメタルをオレは末永く愛していきたいと思う。(雷X)