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当サイトは、東 瑠利子のオリジナル楽曲とメタル音楽レビューを公開しております。メロディアスな旋律と、ゴージャスに音色を駆使したパワフルで疾走感溢れるヘヴィサウンド、激しく展開するファンタジーで勇壮で感動的な世界をお届けします。現在ダウンロードできる楽曲は50曲以上ありますので、普段の音楽鑑賞用に、通勤通学のお供にmp3プレイヤなどに入れて聴いて楽しんでください。 著作権は放棄しておりません。当サイト全ての内容はリンク報告無しでの転載、また改変、再配布、直リンク、商用利用などは固く禁じております。すべての内容は日本の著作権法及び国際条約に保護を受けています。東 瑠利子の自己紹介はこちら

『Dawn Of Victory』 - RHAPSODY

2000年10月25日

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  • ジャンル:シンフォニックパワーメタル
  • 国籍:イタリア
  • リリース:2000年10月25日
  • 通算:3ndアルバム
満足度:96

その衝撃的なシンフォニックパワーメタルで一躍人気バンドとなったRHAPODY、3rdは主に戦いの場面が描かれているということで、激しい曲が多く収録されており、疾走パワーメタルファンには大喜びの内容となった。

勿論最高だとは感じたが、勢いがある代わりに前作「Symphony Of Enchanted Lands」にあった魔法のようなファンタスティックな雰囲気が少なく、前作に比べ深い感銘を受けることが少なかった。オレは疾走曲が好きなので疾走は大歓迎ではあるが、オレがRHAPSODYに第一に求めているのは疾走ではないことが明らかになった。

とはいっても「The Last Winged Unicorn」の間奏の壮大なパート、個人的に天才的フレージングの連続と感じられた「Dawn Of Victory」等、大好きな曲、パート満載のアルバムで大変気に入っているのは間違いない。ストレートなパワーメタルが好きなファンからは最も支持されているアルバムかもしれない。(雷X)

『To Hell And Back』 - SINERGY

2000年06月26日

CDジャケット画像
  • ジャンル:メロディックメタル
  • 国籍:フィンランド
  • リリース:2000年6月26日
  • 通算:2ndアルバム
満足度:98

1stがや3rdがとてもメロディアスな感じ(特に3rd)なのに対してこの2ndはとてもヘヴィでアグレッシヴな展開をみせるのが特徴です。正統派ヘヴィメタルの名にふさわしい出来となっているので3rdもこの方向性でいくのかと思いきや3rdでは非常にメロディックに展開するので毎度目が離せないSINERGY。ジャケットやブックレットが凄まじくインパクトがあるのでビックリ(笑)どれもかっこいいし大好きです♪全体的なバランスで考えると1stとも3rdとも劣らない出来だと思います。Voのキンバリーは1stよりパワフルになっているのでより3rdと近い声量に。しかし音楽は1stの「Beware the Heavens」の傾向をそのまま引き継いでいるそうだが1stよりも遥かにヘヴィで正統派であるといっていいだろう。

そんな中でも特に気に入った曲をあげると1曲目「The Bitch Is Back」この曲のかっこよさとインパクトは最高だね!これぞSINERGYキター!って感じでメロディもモロにSINERGY。オープニングチューンとしては激熱になれるパワフルな1曲!2曲目「Midnight Madness」は死ぬほど熱いリフとソロ展開がツボ。5曲目「Gallowmere」は1stの1曲目の「Venomous Vixens」が好きな私はツボに入った。2ndを1回聴いて1番気に入った曲がこれだったな。メロディもよし!6曲目「Return to the Fourth World」のテクニカルなギターワークは全てが格好良く、ソロも死に悶えるほどヘヴィに展開され、そのあまりの格好良さにしびれることだろう。メロディも最高!これは3rdに入っててもおかしくない感じだ。

とにかく最初から最後までヘヴィに展開されるアルバムを好むならSINERGYはこれがオススメ!更にメロディもよくて上手くてヘヴィでテクニカルな展開なアルバムを好むなら3rdをオススメする!ちなみに私は全体的だと、メロディアスでまとまりのある1stが1番好きかな。まぁどれも好きだがな!

タグ:SINERGY

『Skarremar』 - SALAMANDRA

2000年01月01日

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  • ジャンル:シンフォニックスピードメタル
  • 国籍:チェコ
  • リリース:2000年
  • 通算:2ndアルバム

満足度:98

チェコのシンフォニックスピードメタルバンドSalamandraの2ndアルバム。チェコのRhapsody Of Fireと名乗るに相応しく、もう超絶ツボ壮大なオーケストレーションにパワー、スピードを兼ね備えたまさに自分好みのバンド。全曲クッサクサのクサクサスピードメタルです。

1曲目「The Time: Go Back Through Ages」は壮大大なストーリーの幕開けというに相応しいインスト。ドラムロールにストリングス、クワイア、語り、鐘、ブラスがどんどん重なって最後鳴きのギターが入ってきます。なんかもうこの時点で泣きそうなんですけど(爆)2曲目「The Legend: Reign Of The Wicked 」疾走パワーチューン。AメロがRhapsodyの「Power Of The Dragonflame」に似ていてサビが「Eternal Glory」に近い感じといえばどれだけかっこいいかがわかってもらえるかと思います。しかしすごいことにこれらは全くもって彼らがパクってるわけではなく、Rhapsodyの5thよりもSalamandraの2ndのほうが先にリリースされています(笑)

3曲目The Silence: Comes Before A Storm2曲目のサビメロを美しいピアノとフルートで奏でているインスト。4曲目「The Today: All Hope Abandon ... 」2分半と短いのであっという間に終わりますが、ヘヴィでアグレッシヴな疾走爆裂チューン。最初から最後まで表打ちと裏打ち疾走の繰り返しで爆走してます。5曲目「The Lover: A Kiss Goodbye 」美しすぎる3拍子の民謡調バラード。泣けます。曲の雰囲気だけでいえばBlindGuardianの「A Past And Future Secret」に近い感じ。しかもブラガ並みに良い。ヤベーSalamandra最高(涙)メジャーなバンドでもこんなに良い曲はなかなかないのであなどってはいけない。これは埋もれた名曲といえるかもしれない。しかも最後のフルート責め&美ヴァイオリンで完全に涙がこぼれます。

6曲目「The King: Skarremar's Pride」ヘヴィな激烈疾走パワーチューン!パンパカパーンパーンのブラスが耳に残ってガッツポーズ!中盤から後半にかけてめっちゃ盛り上がるのでテンションマックス!Salamandra最高すぎる!!!!!!!!!!!7曲目「The Army: Dead End Battles」3拍子ミドルテンポパワーメタル!BlindGuardianの「Nightfall」にかなりの勢いで近いです。素晴らしいメロディワークに民謡調ヘヴィメタル。中間のフルートソロが最高すぎ。8曲目「The Singer: Remember The Legend」チャーチオルガンメインで女性ヴォーカルが超美声で歌い上げるバラードです。サビのVoのメロとオルガンのメロディの絶妙な重なりあいとクワイアがあまりに見事なので一気にやられました。鳥肌ものです。

9曲目「The Traitor: Roads To Hell」マノウォーでも聴いてるのかと勘違いしそうになる雰囲気を持つヘヴィなパワーメタル。中間部のブラス展開が激クサい。超変な今まで聴いたこともないような音のKeyソロも登場。なんだこれ。ロータリーオルガンとチャーチオルガンをミックスさせてかすれたような(爆)そんでもってギターソロが超クサくて最高。10曲目「The Coward: Hail The King」このアルバムはいろんな音色が楽しめて超斬新です。これはバグパイプのソロから始まるヘヴィ疾走チューン!曲の本編に入るとバグパイプ全く無視の王道メロスピです(笑)掛け声コーラス+Voが交互に合いの手のように繰り返されるのでかなり盛り上がる曲ですね。11曲目「The Dead: Cantata Oscura (Silent Memory II) 」民謡調メロディのヘヴィチューン。メロディが最高です。すごくアグレッシヴなのに哀愁美民謡調メロにやられました。

12曲目「The Coming: Mindnight Creatures」チェンバロとピチカートとストリングスとピッコロとフルートの民族調インスト。このアルバム、インストも最高すぎなんですよね。13曲目「The Revenge: Legends Come True」超ガッツポーズ間違いなしの激クサシンフォニックスピードメタル!!アルバム内でもかなりのキラーチューンですね。思わずキタァアアア!!!!と叫んでしまいたくなります。涙出ました。とにかくブラスとサビメロがクサすぎてヤバイですよ(笑)しかもキャッチー!そして中間部にピチカートとクラリネットの展開から鳴きのギターソロでガツンとやられました。でも終わり方がNHKの教育テレビみたいでダサすぎて大笑い・・・・・・・・・・(爆)

14曲目「The End: Freedom's Won Back」これもくせぇえええ!!!!(涙)クサクサメロディックメタル!ギターがクサすぎてヴォーカルもクサすぎて全てがクサい。そしてサビはGamma Rayの「Land Of The Free」みたいな感じ(笑)コンセプトの最後をしめくくるのであればもっと壮大なシンフォニックメタルでもいいのではないかと思ったけどこんな風にスッキリ終わるのもまた良し。いや〜アルバム1枚まるごとこんなに楽しめるなんて最高です。捨て曲は一切ありませんでした。「B級」なんて言葉で片付けたら勿体無い最高のアルバムです。いまやマニアックな場所にしか売ってないかもしれませんが、聴く価値はじゅうぶんにあるので是非!

『Ecliptica』 - SONATA ARCTICA

1999年08月29日

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  • ジャンル:メロディックスピードメタル/メロディックメタル
  • 国籍:フィンランド
  • リリース:1999年8月29日
  • 通算:1stアルバム
満足度:98

この作品は北欧のバンドらしい透明感溢れるサウンド、美しいメロディ、そして疾走感が非常に高いクォリティで表現され、2000年以降のメロディックメタルシーンに大きな影響を与えた衝撃のデビュー作だ。

Blank File」のキャッチーさ、スピード感、テンションの高さと、「8th Comandamenth」の激走感には何度も持っていかれた。当初、メロディック・スピードメタルの救世主とも言われたが、その高い音楽性は非疾走曲にも存分に発揮され、「Kingdom for a heart」「Fullmoon」で特に顕著なメロディの印象深さはこのバンドのもうひとつの魅力と言えよう。

その他も佳曲ぞろいで捨て曲は一切無く、欠点と言えばメタルらしいパワフルさが少し薄いことぐらいで、メロディ重視派、疾走重視派にはそれは全く気にならないだろう。(雷X)

メンバーがほとんど私より年下ってことでかなり驚き!!!! 若くてこのパワーとスピードはスヴァラシイ若さゆえ!!!って感じです。超様式美なバンドで聴いてすぐ気に入りました。どの曲もスピード満点&哀愁たっぷりで・・・捨て曲一切なし! そしてスピード感ありまくりの疾走曲が多い! これはすごい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。しかも何度聴いても飽きません。というか飽きるヒマもありません。

1曲目「ブランク・ファイル」がかなりお気に入りですが最初から飛ばしまくるこのスピードチューン! めっちゃくちゃいい曲です!そして2曲目、3曲目と続くまた疾走曲(どっちも本当に素晴らしく大好きです)に酔ったあとはスローテンポなナンバーすげぇいい曲4曲目「レプリカ」・・・! 私はそのあとの5曲目「キングダム・フォー・ア・ハート」もめっちゃくちゃ好きですね!っていうかどれも好きなんですけどね!

そして6曲目「フルムーン」こちらはかなり名曲なんじゃないでしょうか! この曲をいい!と言わない人はあまりいないと思います・・・。10曲目「ディストラクション・プリヴェンター」でギターをきかせてくれる疾走スピードナンバーがありなんともまぁボーナストラックである11曲目「メリー・ルー」が非常にいい曲です! これがボーナストラックなのか・・・?と思うくらいすばらしいです。SONATA ARCTICA ってメロディがすばらしいんですよ!!!なので満足感ありまくりです。誰が聴いてもソナタ・アークティカにはまりまくりそうな1枚です。ジャケット写真もかっこいい!!!!!!!ソナタ・アークティカヴァンザァアァァイ!(東 瑠利子)

タグ:SONATA ARCTICA

『Colony』 - IN FLAMES

1999年05月21日

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  • ジャンル:メロディックデスメタル
  • 国籍:スウェーデン
  • リリース:1999年5月21日
  • 通算:4thアルバム
満足度:98

北欧が誇るメロディック・デスメタルの先駆者、IN FLAMESの作品中オレが最も愛する作品だ。叙情メロデスここに極まると言えるほどのクォリティの高い作品で、他のIN FLAMESの作品ではよく聴く曲はアルバムの中で数曲という感じだが、この作品は全曲素晴らしく、最後まで通して聴けてしまう。メロディだけでなくギターリフもメロディアスで、またヴォーカルもただデス声を出しているだけではなくそこには確かな表現が感じられる。メロディアスだからといって、サウンドもヘヴィさが足りないということは無く、攻撃性も兼ね備えている。しかし疾走しまくっているというわけではなく、正統派メタルに近いメロディック・デスメタルと言えるだろう。

#1のキャッチーなメロディは多くのファンを悶涙させただろう。#2はモダンヘヴィネスな要素を取り入れるも劇的な展開で名曲にまとめあげているのが凄い。#3は文句無い激烈疾走メロデス。#4は聴き込むとヘヴィなギターリフがつぼに入ってくる。#5はBメロ〜サビメロがよく、間奏のアコギ〜ギターソロが泣ける! #6は北欧民謡らしいがあまりにも慟哭! #7は浮遊感あるサビメロが特に印象的でアンダースのヴォーカルの表現力が光り、またまたソロで泣かしてくれる。

#8はスローテンポ3拍子に叙情メロディで胸が締め付けられそうな感動。#9は1st収録曲の再録の疾走メロデスで、特にイントロのツインギターのメロディがキャッチーだ。#10はサビのヴォーカル、イントロにも使われているギターリフと展開が印象的だ。#11は疾走パートで興奮、その後のツインリードで悶絶し、最後は激走して終わるのに興奮。#12は1st収録曲の再録で、#13はヴォーカル無しのインストで日本盤ボーナスだが、あまりにも切ない激情のメロディとパワフルなリフで突き進む名曲!

このように、全曲聴き所がある、ヘヴィ・メタル史上に残る名盤としてもおかしくはない作品と感じられた。(雷X 2016/10/24修正)

タグ:IN FLAMES

『Powerplant』 - GAMMA RAY

1999年03月20日

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  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1999年3月20日
  • 通算:6thアルバム
満足度:98

Land Of The Free」、「Somewhere Out In Space」と2枚続けてオレのようなクサメタラー、メロスパーにはたまらない作品を発表してくれたGAMMA RAY、続くこの作品も絶品の仕上がりでオレは歓喜の涙を流すことになった。ジャケットのアートワークや1曲目のタイトル(アルバムタイトルも当初は「Anywhere In The Galaxy」になる予定だった)が象徴するように、前作のイメージを引き継いだような作風の作品となっている。楽曲的にも、疾走曲からスローテンポ曲までバランス良く収められている上に、質も前作、前々作に劣らぬ名曲ばかりだ。

#1「Anywhere In The Galaxy」は、劇メロと疾走に加え、ツインリードの部分の美しさも完璧ながら、そうでない部分が特にカイ節全開な素晴らしすぎるギターソロがあり、早速悶涙させてくれる。そして#2「Razorblade Sigh」は一聴するとストレートなアップテンポ曲と感じるだろうが、これぞカイ・ハンセンだ!と唸る展開美を見せている。ABメロが2度目で変化したり、転調を繰り返したり、最後はサビメロが変化しドラマティックに盛り上がるという展開に興奮だ!

#4「Strangers In The Night」はドラマーのダン・ツィマーマン作曲となっており、ライナーノーツを読むと、彼がデモを紛失し、記憶を頼りにカイとの共同作業で楽曲を完成させたという曲で、カイの曲以上にクサメタリックな疾走曲で嬉しい。圧巻は#11「Armagedon」で、前作の「Somewhere Out In Space」に引き続き、カイ・ハンセンの作曲家としての実力が発揮されている疾走大曲となっている。ストレートなギターリフや歌メロから、オペラティックなコーラス、曲に面白みを与える展開の妙が惜しげもなく披露されており、その構成美には非凡なものを感じられる。

その他の曲も、カイ以外のメンバーも積極的に作曲に参加している上に仕上がりは素晴らしく、キャッチーな曲、劇メロな曲、ヘヴィ・メタルな曲、ダークな曲と色とりどりで、バンドとして充実の極みであることを楽曲が証明している。

サウンド面は、以前の作品に比べてライブ感を重視したものとなっており、メンバーの演奏技術、グルーブ感が前面に出されていて、前作などと比較して、正統派ヘヴィ・メタルに近いといった感じだ。初期はメンバーチェンジが多かったものの、現ラインナップは1997年以降2007年現在も変わっておらず、メンバー間のつながりも深まったことがより強いグルーブ感を生み出しているように感じる。また、長いキャリアを経て、彼らにとってのメタルの原点(Judas Priest等)を意識したことが、よりストレートなサウンドを志向させたのだろうと想像できる。

1st、前作、前々作も傑作だったが、また1枚GAMMA RAYの歴史に傑作が加わった!(雷X)

タグ:GAMMA RAY

『Nightfall In Middle-Earth』 - BLIND GUARDIAN

1998年04月28日

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  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1998年4月28日
  • 通算:6thアルバム
満足度:98

映画「ロード・オブ・ザ・リング」で有名なトールキンの小説の世界を描いたコンセプトアルバムです。なんだこの驚異の曲数は・・・!と思うかもしれませんがそのほとんどがインストです(笑)コンセプトアルバムだから世界観を大事にしているんだと思いました。だから随所に入るインストと共にこのアルバムを1つの小説を読むかのように聴くのがいいかななんて思います。しかしこのアルバムの中では素晴らしい名曲がズラリ。

まず2曲目の「イントゥ・ザ・ストーム」ですがこの曲のドラムがかなりツボです(笑)イントロから既に引き込まれるのだがサビでイカチィドラマティックな感動があります。思わず口ずさんでしまうこの曲(笑)かなり好きです(笑)4曲目の「ナイトフォール」は民族調のとてもいい曲。これはかなり自分好みです。あと、フランスのシンフォニックメタルバンドの「フェアリーランド」の1stアルバムの「ストーリー・テラー」という曲は絶対にこのブラガの「ナイトフォール」を意識したというか影響を受けた曲だと思いました。とにかく似てます(笑

そしてこのアルバムで最も素晴らしいと感じるのが9曲目の「ミラー・ミラー」と13曲目の「タイム・スタンズ・スティル(アット・ジ・アイアン・ヒル)」です。「ミラー・ミラー」は初めて聴いた時にすぐに感動。私にとって、ブラインドガーディアンといったら3rdの「ロスト・イン・ザ・トワイライトホール」って感じだったのですが、今じゃブラインドガーディアンといったら「ミラー・ミラー」って感じです。それくらい個性があるというか展開美な構成とほどよいケルティック風味、疾走感、メロディックでドラマチックでききどころがたくさんありすぎて何度聴いても感動してしまいます。大好きです(笑)

「タイム・スタンズ・スティル」は私は「ミラー・ミラー」よりももっと好きだったりします。男の中の男を見せられた感じで私なんかは硬直してただ遠くから眺めるくらいしか出来ないくらいの押しの強い曲であり、ファンタジック、ドラマチック、ゴージャス、コーラスの持つはかり知れぬパワーに悩殺されました。この曲かなり愛してます(笑)というかこの2曲はどちらも同じくらい好きなのですがとにかく今まで聴いたどの音楽よりもこの2曲が好きです(笑)しかもハンズィの歌い方がセクシーで身震いしてしまうほどです。

このアルバムではあと18曲目の「ホエン・ソロウ・サング」なんかもかなり好きです。曲のもっていきかたがちょっとRHAPSODYっぽいなぁなんて思いました。とにかくこのアルバムは「イントゥ・ザ・ストーム」と「ミラー・ミラー」と「タイム・スタンズ・スティル」にかなりハマったのでした♪BLIND GUARDIAN 最高だ!!!!!!!!!

:このレビューを初めて書いた数ヵ月後の追記:・・・と以上の文章を書いたのが最初のレビューを書いた時の感想なのですが(笑今になって15曲目の「ソーン」と21曲目の「ダーク・パッセージ」この2曲にジワジワとハマっていき、とにかくこのアルバム、実はモノ凄くクオリティが高くていい曲ばかりが詰まっているということに気づきました。特に、「ソーン」は泣けます。ホントにブラガはいいなぁ。最高だよ。

『Somewhere Out In Space』 - GAMMA RAY

1997年08月25日

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  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1997年8月25日
  • 通算:5thアルバム
満足度:98

今作は「宇宙」をテーマとした作品で、前作に引き続き素晴らしい作品を生み出してくれた。サウンドは全体を通して宇宙がイメージされるもので、アルバムの色を表わしているといえよう。

タイトルチューンである「Somewhere Out In Space」は、スラッシーに疾走し、オペラティックなサビメロが注目されるが、この曲が神たるゆえんは、それだけではなく全体の構成にあると思う。何しろ同じメロディが殆ど出現しないのだ。バンバン転調を繰り返し突き進み、最後の大サビでは極めて劇的な展開でエンディングへと続く。BLIND GUARDIANの曲のパクリだとか言っている人もいたが、そう感じる人はこの曲をもっとしっかり聴き込んでみてほしい。この曲ならではの魅力が聴こえてくるはずだ。

勿論魅力的なのはこの曲だけではなく、疾走曲、バラード、ヘヴィな曲全ての完成度が高く、アルバムを通して聴いてもだれることが無い構成となっている。特にこの作品より加入したギタリストのヘンヨ・リヒターが侮れない作曲力を持ち、彼の作曲による2曲では、あのマイケル・ヴァイカートに匹敵する泣きメロのセンスを発揮している。ドラマーも新加入のダニエル"ダン"ツィマーマンで、前任のトーマス・ナックのプレイは特にライブで素晴らしかったが、それに劣らぬプレイを聴かせてくれ、特にタイトルチューンでのプレイは聴き所だ。(雷X)

タグ:GAMMA RAY

『Something Wild』 - CHILDREN OF BODOM

1997年02月16日

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  • ジャンル:メロディックデスメタル
  • 国籍:フィンランド
  • リリース:1997年2月16日
  • 通算:1stアルバム
満足度:98

バンドのリーダーでギタリストのAlexi Laihoはこの作品発表時に19歳と、彼が天才的才能を持つギタリストでありコンポーザーであることを世に知らしめたデビュー盤だ。

キャッチーなメロディに疾走、そしてクラシカルなギターとキーボードによるスリリング極まるソロ、斬新な曲展開などから、今までのメロディック・デスメタルでは受けることが無かった新鮮な衝撃を受けた。これだけの斬新な音楽を1stの時点で生み出せたのは、もともと持っている作曲センスが並外れているからこそと言えよう。

サウンドはデビュー盤ということもあり悪いが、それが却ってバンドの持つ殺気、ブルータリティを醸し出しているとも感じ、そしてサウンドの悪さを補って余りある楽曲の充実度により名盤と言える。(雷X)

2曲目「In the Shadows」 全てがかっこいい!!このアルバムの中でも1番好きな曲がこれだ。始めは5曲目「Lake Bodom」が1番良かったが何度も聴いてたらこれが1番好きになった!キレの良いリズムにダークな中に美しさと悲壮を秘めたメロディ。展開も多いので6分間たっぷりと楽しめる。特に後半の美しさといったら胸が鷲掴みされるかのような感じでギターも良いがキーボードがとにかく素晴らしく悶絶な曲であろうッ! 3曲目「Red Light in My Eyes Part 1」 これまたさいこーーーーうっっ!!であり、かなり好きな曲である。イントロから既に自分好みであるし疾走しまくりだし展開美でクラシカルな演奏に哀愁を帯びたフレーズ満載で感動的な曲だっ!同じメロディの繰り返しによる印象付け効果は抜群でCDを聴いていない時でも気付けば脳内リプレイされている。コンパクトにまとまったGソロのフレーズもかなりの悶絶!私は3曲目のほうが好きだが続く4曲目「Red Light in My Eyes Part 2」もクラシカル要素満載で続けて楽しめる曲であるといえよう。 5曲目「Lake Bodom」 うぉぉーーーッッ!!なんと悶絶しまくりな曲なんだろうかーーっっ!!このアルバムを初めて聴いた時に1番ハマったのがこの曲だった。ただ、聴きこんでみると2曲目の「In the Shaddows」のが更に萌えたがなっ。この曲、もちろんイントロから既に失神しそうなくらいかっこいのだが特に燃えたのが2分30秒からのギターだっ!更に2分50秒からの壮絶ギターソロ、ジャンジャンジャン!に続くキーボードソロ、体中から魂が抜けてしまうのではないかと思うくらいの興奮を覚えた!!!!!!!!!!!!更に後半にまた神フレーズが戻ってくるのでとにかくあまりのかっこよさにどうにかなってしまいそうでヤバイ!(東 瑠利子)

『Land Of The Free』 - GAMMA RAY

1995年05月29日

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  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1995年5月29日
  • 通算:4thアルバム
満足度:98

メロディックパワーメタルの大御所とも言えるバンドの4枚目は、アルバムタイトルをコンセプトとした作品で、この作品よりカイ・ハンセン自身がヴォーカルを取るようになった。3rdまでの作品で歌っていたラルフ・シーパースは脱退したのだが、その理由はカイ曰く「ラルフのヴォーカルには心がこもっていない」というようなことだったらしい。しかしカイのヴォーカルはラルフに比べて技量的に大幅に劣り、否定的な意見が多かった。

しかしそれでもこの作品が名盤と言われるのは、音楽的にあまりにも充実しているからだろう。1stのようなバラエティ豊かさというよりも、ひとつのコンセプトを劇的な音楽で描き出すといった感じか。全曲のメロディが印象的で、聴くと勇気が湧いて来るような楽曲が多い。特に1曲目の大曲「Rebellion In Dreamland」は感動の名作で、何度も聴き込むことでその感動は何倍にも膨れ上がった。そしてそれに続く疾走曲「Man On A Mission」は、GAMMA RAYでも人気が高い疾走曲のひとつで、激烈な疾走感と感動的なメロディが興奮と涙を誘う。

その他にも、「Land of the Free」は、タイトルチューンとして無上の劇メロの洪水だったり、「Time To Break Free」ではかつてHELLOWEENで袂を分かったマイケル・キスクがヴォーカルを取っていたりして、聴きどころが満載な作品と言えよう。

また、いつも以上にカイのギターも冴えていて、全曲で美しすぎるメロディのソロを聴かせてくれる。エモーショナルで究極的にメロディアスなプレイには、他の派手なテクニカルギタリストのプレイも霞んでしまうようだ。そこにはメタルだけではなくロックの要素も含まれた変幻自在なもので、彼のセンスの高さを存分に味わうことができる。(雷X)

タグ:GAMMA RAY

『Imagination From The Other Side』 - BLIND GUARDIAN

1995年04月04日

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  • ジャンル:メロディックスピード/パワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1995年4月4日
  • 通算:5thアルバム
満足度:98

コイツはかなりの傑作だ!!!!!あまりに好き過ぎて2枚↑持ってます(爆)初回限定にはフォトブックがついてて非常にダサいメンバーの自然を背景とした普通の日常的な写真を拝めます。5thから音質の向上が見られるので聴きやすいし曲自体の貫禄がもの凄い。Voハンズィのダミ声吐き捨てな歌い方と圧倒的に存在感の強い楽曲がよりこのアルバムを濃いものにしている。全体的に3rdの様なスピード感をそれほど感じるわけでもないのにどの曲もその貫禄には圧巻の一言なのはブラインドガーディアン独自の重圧なコーラスと展開美な構成、細部まで拘りの見られるドラミングにあるのだろう。誰が聴いても思わず納得の非常に完成度の高いアルバムだ!!!!

だからやっぱりどこまで行ってもBLIND GUARDIAN 最高だZe!となってしまうわけです(笑)そしてこのアルバムは特にドラムが最高なんだ!!!!!!まず1曲目の「イマジネーションズ・フロム・ジ・アザー・サイド」ですがイントロから鐘の音で何かが始まる予兆を感じさせ、彼らの世界へのめり込ませてくれます。この鐘、前作のアルバム「サムホェア〜」でも駆使されていたため、ブラインドガーディアンの新しい要素になりそうですね。この鐘と巧みなドラミングが素敵にマッチしております。 1曲目からタイトルチューンが来るのはブラガでは珍しいですがとてもドラマティックな仕上がりで練り上げて作り上げた感が良く出ています。

もう全てがかっこいい!!!!!!(鳥肌 鐘とドラムがギターとコーラスがヤ バ イ  ♪ コーラスでは一緒に歌いたくなること間違いナシ(笑)1曲目もいいのだが2曲目の「アイム・アライヴ」が私は1番好き!!!こんな名曲なのにあまりこの曲に注目する人はいないんですが^^;畳み掛けるような展開に激速なドラムに鳥肌。相当な勢いで暴れてます。そして微妙にクセのあるこの歌メロにハマります。吐き捨てダミ声ハンズィVoと優しくささやく様なセクシーハンズィVoの二面性も感じられる1曲。数あるブラガの曲の中でも上位に位置します(笑)

4曲目の「スクリプト・フォー・マイ・レクイエム」は、ドラマティックでメロディックこのサビはかなり凄いです。泣けます。サビ以外は、この次のアルバムである6thの中の「ホエン・ソロウ・サング」に少し通じるものがあります。これこそがブラガらしいというのかな。私は「ホエン・ソロウ・サング」が大好きなのでこれもブラガ節を感じられる1曲です。アルバム内でこの曲を最も気に入る人が多いでしょう。さて、6曲目の「ボーン・イン・ア・モーニング・ホール」ですが私が生まれて初めてブラインドガーディアンの曲を聴いたのがこれでした。この曲でブラガにハマったといっても過言ではないです。疾走、それからドラマティックなサビへの展開と何もかもに一撃悩殺このアルバムの中ではこれ1曲だけなんとなく浮いている感じもしますが^^;とにかくかっこいい曲なので大好きです。

8曲目の「アナザー・ホーリー・ウォー」はサビが一緒に歌いたくなる感じで私も聴きながら一緒に「アナザホーリーウォーーーーーーー!」です(笑)というわけで、ブラガの貫禄をこれでもかってほど見せ付けられたアルバムでした。う〜〜〜〜ん!ブラインドガーディアン・・・!憧れる!!!!!!!何度も言うけど2曲目の「アイム・アライヴ」が最高です!!!!!!

『Somewhere Far Beyond』 - BLIND GUARDIAN

1992年06月30日

CDジャケット画像
  • ジャンル:メロディックスピード/パワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1992年6月30日
  • 通算:4thアルバム
満足度:96

3rdがオール疾走ナンバーの詰め合わせだったのに対してこちらは叙情的で美しい仕上がりのアルバムになっています。まるでゲームの様な世界観が描かれている中でブラインドガーディアンのもつドラマティカルなヘヴィさが存分に出ている作品だと思います。で、その世界はというと、ジャケット画像通りの楽曲揃い!というわけでこのアルバムのジャケを眺めつつ聴くのがよりこの世界に浸れて楽しめるかもしれません。

ちなみに、とてもバランスの良いアルバムでもあり、♪スピードよし♪メロディよし♪パワー炸裂の3拍子そろってるので聴き心地も満足度もかなり高めです。で、要するにBLIND GUARDIAN 最高!となるわけです(笑)さて、まず1曲目の「タイム・ホワット・イズ・タイム」と2曲目の「ジャーニー・スルー・ザ・ダーク」が非常に好みです。サビの格好よさ、1曲目もそうなんですが疾走感、ギターのヘヴィさなどどこをとってもとにかく一言で格好イイ!!と感じる曲です。荒々しい感じが特にぐっときました。

、このアルバムで最も最高潮なテンションになる曲がタイトルトラックの「サムホェア・ファー・ビヨンド」このアルバムの中で1番好きです。非常にメロディアスでサビに行くまでに駆け抜ける激しさと、サビで一気に感動的なコーラスが押し寄せてくるのでちょっとした快楽に陥ります(笑)というか、こんなカッコイイサビを出されたら感動して泣けてきます。ホントに。 ♪〜サムホェアファーーーーーービーーーーーーヨーンド!!♪最高です(笑)曲自体も長いので展開も多めですが、突然バグパイプが出てくるあたりはかなり驚かされました。そんな感じでちょっとケルティック風味が入ってるあたりもこの曲のいいところなんだと思いますね。ん〜!素晴らしい!

『Heading For Tomorrow』 - GAMMA RAY

1990年02月19日

CDジャケット画像
  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1990年2月19日
  • 通算:1stアルバム
満足度:98

ジャーマンメタルゴッドと言われ尊敬されているカイ・ハンセンは、メロディック・パワーメタルというジャンルの先駆者とされているバンドHELLOWEENを率いていたが、1988年に脱退、このバンドを結成し、現在に至っている。彼はその音楽性とカリスマ性でジャーマン・メロディックパワーメタルシーンを牽引してきたのだが、それは類い稀なる音楽的才能があったからこそで、その才能はこのアルバムで全開になっていると言えよう。

疾走曲、バラード、ポップな曲、大曲と、全てが驚くべき完成度で仕上げられており、一分の隙も無いと言った感じだ。楽曲の素晴らしさは文句のつけようが無く、様々なメロディの洪水、転調、構築されたギターソロ等全てが完璧だ。カイ・ハンセンはHelloween脱退後、1年間音楽学校に通ったというが、そこでの経験もプラスされたことが功を奏したと言える作品だろう。

サウンド面では、ギターのオーヴァーダブ等、徹底的に「作り込まれている」ということがあるが、それはいいところでもあり、逆に人によっては「ライヴ感が無い」などと感じ、欠点とする人もいるだろう。あるインタビューによるとカイ・ハンセンもこの点は意識していたようで、のちにGAMMA RAYは、このアルバムから何曲かリメイクしているが、サウンドはよりシンプルになっていた。(雷X)

タグ:GAMMA RAY

『Theatre Of Fate』 - VIPER

1989年10月01日

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  • ジャンル:シンフォニックスピードメタル
  • 国籍:ブラジル
  • リリース:1989年10月(日本リリースは1991年)
  • 通算:2ndアルバム
満足度:98

この作品のリリースより少し前、HELLOWEENが「守護神伝」で衝撃を与えたが、そのほんの少し後に既にこれだけシンフォニックなスピードメタルが生み出されていたということが驚くべきことで、全曲が名曲と言えるほど完成度が高い。ヘヴィ・メタル史上に残る名作となるべき作品だと感じるほど魅力的だ。

その中でも特筆すべきは「Prelude To Oblivion」で、展開が他の一般的な音楽とは全く別物で、Aメロ、Bメロ、サビという構成は存在しない。作曲者は、そのほとばしるセンスの赴くまま作曲を進めていったのであろう。まるでクラシック音楽をメタルアレンジし、そこにヴォーカルを乗せたような音楽だ。世界で初めて作曲された、シンフォニック・メロディックスピードメタルとも言えるかもしれない。これこそメロスピ黎明期に生まれた奇跡の楽曲だ! また、アンドレ・マトスがベートーベンの「月光 第1楽章」のメロディを使い激情のバラードにアレンジした「Moonright」も絶品だ。

この曲の作曲クレジットはベースのピット・パシャレルとなっているが、All strings concept and arrangement by Andre Matosとある為、アンドレ・マトスが大きく関わっているとする説が有力か。昔のハードロックバンドは、バッキングを作曲者が作り、歌メロはヴォーカリストが作っていることが多かったようで、この作品の場合も、ヴォーカルメロディとオーケストレーションをアンドレ・マトスが担当したのだと思われるが、もしかすると「Prelude To Oblivion」に関しては、アンドレ・マトスによって構成された部分は更に多いかもしれない。彼はANGRAやソロでスピード曲も書いているが、ここまでメロディ・アレンジ共に全体がシンフォニック爆発しているというのは無かったし、奇跡の1曲と言えるだろう。(雷X)

タグ:ANGRA

『Keeper Of The Seven Keys part2』 - HELLOWEEN

1988年08月29日

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  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1988年8月29日
  • 通算:3rdアルバム
満足度:96

大傑作の「Keeper Of The Seven Keys part1」の続編であり、本作もまたHR/HM史上に残る名盤と言える素晴らしい内容となっている。パート1がカイ・ハンセンの曲が多かったのに対し、このパート2はマイケル・ヴァイカートとマイケル・キスク作曲の楽曲が中心に収録されており、音楽性も、ヴァイカートの印象的な泣きメロに加え、ポップでキャッチーな曲をいくつか配するなど、パート1に比べてとっつきやすいスタイルではないだろうか。パート1とパート2を比べると、評価はこのパート2の方が高いことが多いのだが、そういうスタイルの違いによるところが大きいと言えるかもしれない。

様々なスタイルの曲で楽しませてくれるこの作品だが、聴きどころは何と言ってもメロディックスピードメタルの名曲として最も有名な#2「Eagle Fly Free」だろう。ヴァイカート作の究極の劇メロに加えてメンバー全員での渾身の演奏とアレンジによるバンド内のケミストリーが究極的に高まって生み出された稀代の逸品と言える。そして同じくヴァイカート作曲の#4,5もキャッチーなメロディでいい。

そして、カイ作曲のこれぞクサメロ疾走チューンと言える#7も最高で、カイのスウィープ奏法が聴けるのが面白い。カイ作曲の#9も今でも人気の名曲だ。極めつけはヴァイカート作曲の#9のタイトルチューンで、part1の「Halloween」と双璧をなす感動の大作となっている。あちらが構成、展開美で感銘を受けるのに対し、こちらは泣きメロが最高に発揮されているヴァイカートらしい名曲だ。

パート1と共に、今でもメタラーの間で多く語られることのあるこの作品は、まさしく、メロディックメタルの傑作ここにあり!という感じの名盤だ。(雷X)

タグ:HELLOWEEN

『Perpetual Burn』 - JASON BECKER

1988年01月01日

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  • ジャンル:ネオクラシカルメタル(オールインストゥルメンタル)
  • 国籍:アメリカ
  • リリース:1988年
  • 通算:1stアルバム
満足度:96

若くしてALSという、筋肉が使い物にならなくなってしまう病気にかかってしまい、演奏活動を続けることができなくなってしまった、悲劇の天才ギタリスト/作曲家だ。今でも眼球は動くということで、その動きに反応して操作するコントローラを用い会話をするそうだ。

そんな彼の大傑作であるオールインスト曲によるファーストソロアルバムで、1曲目「Altitudes」は、音楽史に残ってもおかしくない程のクォリティを持つ悲哀と激情の名曲だ。ラストに演歌調のメロディも飛び出すこの曲は、哀しくそしてとてつもなく重い曲だとしか言いようが無い。彼の現状を思いながらこの曲を聴くと、胸が締め付けられそうになる。

そのギターテクニックは当時まだ10代にも関わらず成熟したもので、完璧ともいえる演奏を聴かせてくれる。また彼は、若くして高度な作曲理論にも精通しているようで、現代に生きるクラシック音楽とも言うべき「Air」も傑作だ。この曲はアルバムのライナーノーツによると、対位法に則って作曲されたとのことで、アコースティックギターによる複数の旋律の絡み合いは、バッハのインヴェンションの如く美しい。(対位法とは、複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ互いによく調和させて重ね合わせる為の音楽理論)

その他の曲も、美しい曲、アヴァンギャルドな曲等、全てが素晴らしい。理論と優れた感性に裏付けられたクォリティの高い音楽が並ぶ。残念ながらこのアルバムは、確か廃盤だったと思うので、中古屋をくまなく探すしかないかもしれないが、2008年2月現在、上の「購入する」リンクで入手できるようだ。(雷X)