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『High Definition』 - VITALIJ KUPRIJ

1997年08月26日

CDジャケット画像
  • ジャンル:ネオクラシカルメタル(オールインストゥルメンタル)
  • 国籍:アメリカ
  • リリース:1997年8月26日
  • 通算:1stアルバム
満足度:84

クラシック音楽のピアニストとしての顔も持つ、ウクライナ出身の凄腕キーボーディスト、ヴィタリ・クープリの1stソロアルバムで、ヴォーカルは無いオールインストゥルメンタル作品となっている。作品全体でヴィタリの超絶テクニックを聴くことができ、これが爽快極まり無いが、この作品を名盤たらしめているのは、テクニック以上に、その優れた音楽性が大きいと思う。

幼少の頃からクラシック音楽を吸収したからこそ生み出される構築されたフレージングと、ソリストとしての豪快なフレージングが融合し、アルバムタイトルの通り、複雑な音楽が高解像度で描き出されているといった印象すら受ける。また、キーボードのヴィタリだけでなく、ギターで参加のグレッグ・ハウのプレイも凄まじく聴き所と言えよう。

#2「High Definition」はネオクラシカル疾走チューンで、最初の速弾きの奇抜なフレージングからは妖しさと凄みが感じられ、その後も複雑なハモリでフレージングが進み、美しいギターソロも奏でられ、これらの要素だけで悶絶だ! 続く#3「Symphony V」は特にクラシカルな響きのメロディが中心に構成されており、曲名が示すようにまるで交響曲メタルと言えよう。上記2曲が作品中特に素晴らしく感じた。

#5ではモーツァルトのピアノ協奏曲第8番をピアノで演奏し、続く#6ではパガニーニの24の奇想曲をアレンジしているのも興味深く、クラシック音楽への傾倒が伺える2曲だ。とにかく凄まじいとしか言いようのない作品で、終始度肝を抜かれっぱなしだった。インストの為、最後まで聴くには少し忍耐が必要で、似た曲調が続く為飽きがくるのが難点だが、1曲1曲をじっくり時間をかけて味わえば、アレンジ面で様々な発見があって楽しい作品だ。(雷X)

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