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『Poe』 - OPERA MAGNA

2010年01月01日

CDジャケット画像
  • ジャンル:シンフォニックパワーメタル/スピードメタル
  • 国籍:スペイン
  • リリース:2010年
  • 通算:2ndアルバム

満足度:98

スペインのシンフォニック・メタルバンドの2nd。2006年発表の1stも好評だったそうだが、この作品は「シンフォニック・メタルかくあるべし」という絶品の仕上がりに殆どのクサメタラーは狂喜すること間違いなしと言える仕上がりとなっており、本当に久々にヘヴィロテ作品となった。その作曲力はオレが敬愛するRHAPSODY OF FIRELuca TurilliFAIRYLANDPhil Giordanaに匹敵するものがあると感じた程で、聴き込む程にその印象的なメロディと緻密なアレンジを深く味わうことができるだろう。

この作品は、著名なアメリカの推理・ホラー小説作家、エドガー・アラン・ポーの生涯をコンセプトにしたとのことだが、全編スペイン語で、日本盤には日本語訳ではなく、英語訳(バンドのヴォーカルが直々に翻訳したそうだ)が封入されているので、ストーリーを理解するには英語力が必要だ。しかしそのサウンドを聴くだけでも、エドガー・アラン・ポーの波乱万丈の人生を表現するに相応しい内容だと感じさせる。

具体的には、FAIRYLAND等のファンタジック・メタルのようなパートに加え、そのままのタイトルである#11「Edgar Allan Poe」などで、怪しさやダークさを表現したパートがあったり、同類のバンドと比較するとメロディやオーケストレーションに哀愁、慟哭といった要素が多いことで、これがこの作品ならではのオリジナリティともなっていると言える。また、リズムチェンジも含みつつ疾走するパートも豊富で、疾走大好きメロスパーにとってもたまらないサウンドが表現されているのも素晴らしい。

特に印象に残った曲を記しておくと、#2「El Pozo Y El Pendulo」は、FAIRYLANDのようなパートあり、HEAVENLYのようなパートあり、そしてサビメロは日本のクサメタルのような超激クサメロを聴かせてくれる究極のシンフォニック・スピードメタルチューン! #3「Un Sueno En Un Sueno」のサビメロ〜Cメロの流れもあまりのクサさに失神寸前! そして3:02〜のパートは、RHAPSODY1st「Legendaly Tales」の「Flames Of Revenge」の2:35〜のパートそっくりで笑いつつその劇的展開に悶涙! #04「La Mascara De La Muerte Roja」では間奏の壮大なパートに悶涙! #10「La Caida De La Casa Usher」はFAIRYLAND1st「Of Wars In Osyrhia」の楽曲を想起させる究極のファンタジック・メタル!

ネット上で試聴した時の期待を遥かに上回る、オレにとって1年〜数年に1度レベルの名盤であり、2001年〜2005年頃、クサメタルが盛り上がっていたころ、DARK MOOR2nd「The Hall Of The Olden Dreams」やFAIRYLAND1st「Of Wars In Osyrhia」、HEAVENLY2nd「The World Will Be Better」を聴いて感動した時と似たような感覚を今オレは味わっている。日本盤とは言え、1,680円という非常に良心的な価格となっており、クサメタラーならば迷わず買いの1枚だ!(雷X)

キラーチューンの#2「El Pozo Y El Pendulo」を試聴してみよう。他の曲もYoutubeで聴くことができる。

#10「La Caida De La Casa Usher」についての感想

「La Caida De La Casa Usher」がオレにとってあまりにも理想的なファンタジック・クサメタルで毎日欠かさず聴いている。最初は2曲目がキラーチューンだと感じていたが今はこの曲が大好きだ。その大好きなポイントを今日は書いてみようと思う。

全体の曲調としては、先のレビューにも書いたが、FAIRYLANDの「Of Wars In Osyrhia」を彷彿とさせるファンタジー風味満載のメタルで、楽曲の構成、アレンジ、そしてメロディ全てがオレの興奮のツボを抑えてきてくれて喜ばしい限りのものとなっている。

劇的なイントロのツインリードから速いバッキングギター・スウィープのフレーズが入る緊張感のあるイントロに続くは、フックのあるアレンジのAメロだ。美しいストリングスのメロディと共に流れるようにBメロへつながり、そして絶妙のタイミングでコーラスが切り込んでくるという展開に既に悶絶!

2度目のAメロは、ギターのバッキングが変化しているのがポイントで聴き飽きさせない工夫と言えよう。それに続くBメロを巻き舌で締め、伸びやかな入り方で壮大なコーラスのサビメロへと突入する。RHAPSODYのようにサビメロの裏でブラスが鳴り、コーラスと裏メロのストリングスは極めてファンタジックな絡みを聴かせてくれる!

間奏はシンプルであるがその後のフレーズに絶妙なつながりを見せるパートからはじまり、そして次に美しいメロディをスウィープのフレーズが彩る。ギター・キーボードソロもよく練りこまれたフレーズで曲の一部となっている。個々のメロディの悶絶度は高くはないかもしれないが、全体の一部として聴くとこれほど洗練された間奏はなかなか無いと言えよう。

間奏が終わると、A、Bメロのあとサビメロを2度繰り返すのだが、繰り返し時のサビメロの入り方がまた気持ちを高揚させてくれ、曲のエンディングをより高いテンションにもっていってくれるのだ! そしてイントロのメロディを再び演奏し曲は終わりを迎える構成も素晴らしい。随所に作曲者の拘りを感じられ、真剣に素晴らしい音楽を生み出したいという願いが結実した名曲だとオレは感じている。皆もじっくりと味わって聴き込んでみよう!

OPERA MAGNA 「La Caida De La Casa Usher」 

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