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『Helloween/Walls of jericho/Judas』 - HELLOWEEN

1985年01月01日

CDジャケット画像
  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ドイツ
  • リリース:1985年〜1986年
  • 通算:1stアルバム
満足度:96

今やジャーマン・メタルの伝説的バンドとして歴史に名を残すHELLOWEENのデビューミニアルバム「Helloween」、1stフルアルバム「Walls Of Jericho」、シングル「Judas」を全て収録したカップリングアルバムとなっている。

Iron Maidenなどのメタルからの影響が感じられるも、疾走感、流麗なメロディ、芸術的なギターソロは後々の作品に通じるものがあり、デビュー当時より高い音楽性を発揮していたことが伺える。特にソロもバッキングも含め、ギターワークに高いセンスを感じさせる。こういう音楽をやりたいんだという強いメッセージが音楽から伝わってくるようで、彼らのクリエイティビティがまさしく爆発していると言えよう。

ヴォーカルは全てメロスピ・ゴッドであるカイ・ハンセンが歌っており、その歌唱力と声質は今でもよくネタになるほどのもので、これを拒絶する人もいるが、オレ個人的には、このスタイルは荒々しいサウンドに合っており、うまいとはいえないものの独特の味わいがあると感じている。

デビューミニ「Helloween」の5曲は全曲素晴らしく、#1はキャッチーなメロディと構成美溢れるギターソロが爆発した名曲。#2はアグレッションとメロディが融合していてカッコいいの一言で、ツインリードに痺れる! #3はギターリフがキャッチー、#4はIron Maidenの影響があったりするが、究極的メロディアスさと構成美を備えたギターソロがあまりにも素晴らしい。#5はヴァイカート作曲で、彼の劇メロのセンスが大いに発揮されており、特にイントロが最も泣ける。と全曲聴き所があり完璧なデビュー作品だと感じる。

1st「Walls Of Jericho」は、何と言ってもカイ作曲の#7「Ride The Sky」とヴァイカート作曲の#14「How Many Tears」で、前者は刺激的なギターリフから刻みがメタリックな勢いが全開で、そこに盛り上がるメロディが乗る。ギターソロも完璧で、カイの曲全ての中でも特に完成度の高い曲と感じる。後者はクサメタルの元祖とも言える曲で、哀愁のメロディが怒涛のリズムと共に疾走する壮絶かつドラマティックな曲だ。そして#13「Heavy Metal(Is The Law)」があまりにも熱い! 叙情メロディと共に熱く爆裂疾走し、聴いていると全てを忘れて首を振りたくなる名曲だ。

その他の曲も、特に#9はヴァイカートの激メロセンスが堪能できるし、#10、#11はカイのメタルへの愛情が感じられるメタリックな曲でいい感じで、捨て曲は無い。カイのヴォーカルと音質がよくないのが残念だとも思うが、味わいがあってよいとも感じるので、オレにとって全てが完璧な名盤となっている。

シングルの「Judas」はアルバム最後におまけのようについているがなかなかの曲。メロディ的には#7,#14には及ばないが、Aメロの歌メロとギターのユニゾンが妖しい雰囲気だったり、ヘヴィな疾走が初期の典型的なカイの曲という感じでいい。(雷X)

タグ:HELLOWEEN
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