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『The Fall Of An Empire』 - FAIRYLAND

2007年09月11日

CDジャケット画像
  • ジャンル:シンフォニックメタル
  • 国籍:フランス
  • リリース:2007年9月11日
  • 通算:2ndアルバム
満足度:100

前作はオレにとって完璧な作品だったが、バンド創設メンバーのうちの1人であるWilldric Lievinがバンドを脱退したと聞いた時、それが原因で音楽的に大きな変化があり、2ndは大したこと無い作品になるのではと危惧していたが、それは杞憂となった。それはLievinと共にバンドを創設したPhilippe Giordanaの才能が想像以上、というより前作でも彼がメインソングライターだったのではと思うほど今作の充実度も高い。

音楽的な変化は多少あり、特に1stで聴けたような印象的なクサメロは減退したが、前作で聴けたメロディの雰囲気が随所で感じられる。楽曲全体の構成やアレンジが全て完璧に練り込まれており、また各々のパートのつながりが極めて美しく、それは特にタイトルチューンである「The Fall Of An Empire」や大作曲「The Story Remains」において顕著であろう。

前者は、特にサビメロまで持っていく展開の妙は惚れ惚れする出来栄えだし、後者はただ壮大なだけではなく独特の雰囲気を持ち、ファンタジー風味は満載な上にスピード感あるAメロのギターアレンジ等、メタルとしても聴きごたえがある。この2曲は、最初のうちはメロディがつまらないと感じるかもしれないが、じっくり聴き込んで曲の展開が頭に入ると存分に楽しめだろう。

前作のように劇的なメロディが連続するシンフォニックパワーメタルを期待する人には、少し期待外れな作品かもしれないが、シンフォニックメタルのファンには是非ともじっくりと聴き込んでほしい稀代の逸品と言えよう。また、前作ではアルバムを通して裏打ち疾走パートが数秒しか無かったのに、この作品では思いっきり裏打ち疾走している曲が2曲もあるので、疾走曲命の人も聴いてみる価値はあるだろう。(雷X 2016/10/19修正)

何十回も聴き込みました。1stに続く、いや、それ以上の超名盤だ。前作の1stは初聴きで衝撃を受ける楽曲ばかりだったのに対し、この2ndは買ってすぐ聴いても「いまいちだなぁ〜」というのが正直な感想。しかしそれは主旋律となるメロディが印象に残る楽曲が少なかったからです。しかしそれから数日間このアルバムを入念に聴きこんでいったところ名盤ということを確信させる感動的作品であることに気付いたのでした。元々あまり印象に残らないと感じていたメロディも今や全て歌えるほど覚え尽くし、印象に残らないどころか気付くと歌っているまで身体中に染み渡ったのでした。私の中で、現在このアルバムは1stを超え、更にHeavenlyの3rdに匹敵する、もしくはそれすらも超えてしまう作品となったのです。1stでは弱かったスネアドラムの音も大きくなっていて良いです。逆にバスドラはもっとペタペタした感じのほうが好みですが^^;新しいVoも非常に好みです。

1曲目:Endgameは壮大なインストゥルメンタル。フェアリーランドらしいファンタスティックで美しい音が詰まっている。2曲目:The Fall Of An Empireはオープニングチューン。イントロリフはありがちだが印象的であり、メロディはVoとコーラスの絡み合いが美しい。サビまで静かに盛り上がっていき、1:55〜お約束の感動的ハーモニー。間奏を挟んでの流れるようなソロは盛り上がり、スピード感を生み出す。そして時折、3:42〜のような美コーラスが気持ち良さを体に植えつけてくれるフェアリーランドらしさ満載の非常に美しい曲。3曲目:Lost In The Dark Landsはクラシカルな雰囲気とダークさがなんとも言えない世界観を生み出している。1:20〜のようなダークでクラシカルなメロディから、1:34〜の壮大でファンタスティックで優しく包み込まれるようなコーラスへもっていく演出がたまらなく気持ちがいい。2:56〜のソロはHeavenlyの3rdを思い起こさせるような感じだ。後半にかけてどんどん盛り上がりが増していき、この曲にどんどんひきこまれる、極め付けが4:57〜の非常にシンフォニックなパートで、無敵になった様な錯覚を思い起こさせ、体中からチカラのみなぎるオーラをまとったような気持ちのよさを感じられるとてつもなく素晴らしい感覚に襲われる。最後のコーラスまでその感動を引きずり抜かりない極上の一品。最近はこの曲が1番好き。

4曲目:Slaves Forlornはダークでミステリアスなシンフォニックインストゥルメンタル。フェアリーランドといえば高音に鳴り響くストリングスにバックでグロッケンがお約束であるがこのインストも最高。5曲目:The Awakeningは壮大ファンタスティックなミドルチューン。1stの4曲目の「The Storyteller」みたいな曲だがこちらのほうがクオリティが更に高い。サビでは感動的なコーラスで盛り上がり、メロディの一部はグリーンスリーブスを思い起こさせる部分もあり。2:03〜のソロ展開はキーボードメインで後半に少しギターも絡んでくる。この曲は間奏でピアノを有効的に使い、お決まりのグロッケンとディズニーランドの世界並みのファンタジーコーラス。6曲目:Eldanie Uelleはエンヤのアルバムかと思うほど美しいバラード。0:49〜の女性Voがこの世のものとは思えない神秘的でまさに妖精かと思うほどの美麗な声であり、鳥肌が立つ。5曲目も感動したが6曲目も引き続き更なる感動的世界へ引き込まれる。それにメタルならではの力強さが加わって、ポップスやクラシックでは味わえない演出を楽しむことが出来る。フルートの間奏から繋がるようにして3:05〜の訴えかけるようなキーボードソロが死ぬほど美しい。アコギも綺麗に絡んで後半の鳴きのギターまで抜かりない展開。最後はお決まりのサビで盛り上げ涙が出るほど感動する。ここまでの美しいハーモニーを体中で感じられるのはこのバンドならではだろう。

7曲目:Clanner Of The Lightは、Blind Guardianの6thのNightfall In Middle-Earthの中の楽曲を思い起こさせる疾走チューン。ドラムの組み立ては「Into The Storm」で曲展開は「Mirror Mirror」といったところか。全体が疾走感に満ちていながら壮大シンフォニック満載で、表打ち→裏打ち疾走の展開が非常に気持ちがいい。サビメロを疾走→失速の展開にしてあるのも最高。この曲はメロディが全て良いので初聴きで1番気に入る人も多いと思う。3:38〜のキーボードソロも疾走感に溢れていて良い。エンディングまで気を抜かない超展開美で壮大な名曲。8曲目:To The Heavenrodはファンタスティックで神秘的なインストゥルメンタル。明るさに満ち溢れていながらどこか悲壮感がある。FairyLandのインストはどれも究極に素晴らしく、次の曲のイントロとしての繋がり、そして前曲と次曲が大作であるので間に配置することでいい効果を出す。9曲目:The Walls Of LaemnilはこれもHeavenlyの3rdを思い起こさせるようなヘヴィなチューン。1:52〜失速して勇壮なサビメロが鳴り響く。2:28〜の変則リズムからのキーボード→ギターでお決まり展開だがソロも美しい。3:32〜はBlind Guardianのようなケルティックなメロディが入ってくる、3:55〜も同様に続き、後半は一旦Cメロで引き締めて感動的なサビメロの繰り返しコーラスで終わる。 10曲目:Anmorkentaは少し変わった趣向の曲で私はあまり好みではなかった。2:32〜のギター→キーボードソロは劇烈疾走していて気持ちがいい。

11曲目:In Dunaは女性Voとコーラスメインの美麗な3拍子のバラード曲。分厚いコーラスと、1stに出てくるメロディがストリングスで絡んできたりする粋な作品。美しい歌声と高音ストリングス、フルートとクワイアの美しいハーモニーに思わず酔いしれる。12曲目:The Story Remainsは10分強の大作でこの曲の0:59〜や、2:32〜は1stの7曲目「Rebirth」という曲の3:07〜のメロディそのままを壮大にアレンジしてあるという粋な演出。物語が繋がっているだけあってこういう演出も抜かりない。他にも同様に1stのメロディが出てきたりする。ヘヴィでありながらラプソディとは一線をおいた別趣向のファンタジー、どのバンドにもない独特な世界を強く貫くというFairyLandの意思が伝わってくる。次の13曲目:Look Into Lost Yearsは女性Voとクワイア主体のピアノとストリングスのバラードでこのアルバムのコンセプトとしての作品はボーナストラックを抜かしたで終了となるが、1曲目〜9曲目までが特に神で、どれも選べないほど素晴らしいと感じる。私の中でこの2ndは1stを超え、超大傑作だと思う。素晴らしい世界を是非皆も体験して欲しい。(東 瑠利子)

タグ:FAIRYLAND
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