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『Blessed Stillness?』 - BRIDE ADORNED

2004年01月01日

CDジャケット画像
  • ジャンル:シンフォニックメタル
  • 国籍:フィンランド
  • リリース:2004年
  • 通算:1stアルバム
満足度:88

このバンドの音楽からは、妖艶なコード進行と、哀しみの旋律を歌い上げるヴォーカル・全編に渡り豊富な重厚なクァイアコーラス等々によって、他のシンフォニックメタルバンドと比べて、まるでブラックメタル寄りのサウンドであることが強く感じられる。これはシンフォニック・ブラック・エピックメタルとも言えようか。そんな音楽性は、バロック期(だと思う)のクラシック音楽からの影響が特に顕著で、Yngwie Malmsteenは自らの音楽をバロックン・ロールと表現していたが、このバンドの音楽はバロックン・メタルと形容できそうなものだ。

全体のメロディに「陽」の要素は無く、徹頭徹尾、「哀愁」「陰鬱」「慟哭」そして「美麗」 これらの言葉で表現するのが相応しい旋律美であり、これがたまらない。気になってバンドの国籍を調べると、フィンランドではないか。これでこのバンドのこの音の理由が分かった。あの国は極めて寒く、殆どが夜である「白夜」がある」国だ。そんな国に育った者の精神性が生む音楽はこういった陰鬱なものが多いのは、今までリリースされたフィンランド産の音楽を聴けば明らかだ。

全体の構成は、スピードとパワーだけで押すものではなく、複雑な展開を絡めたプログレッシブなもので、ここからもクラシック音楽からの影響が窺える。その構成力は抜群で、見事に究極の直情ドラマを演出しているといった印象だ。この音楽性からモーツァルト「レクイエム 怒りの日」のような音楽が彼らは好きなのだろうなと思う。

もはや、これは単純な「ヘヴィ・メタル」の域で語るべき音楽ではなく、ギター、ベース、ドラムを主楽器に据えた上でのオペラ音楽/クラシック音楽とも言えよう。全てが構築された作曲、似た方向性を持つ代表的バンドであるRHAPSODYには備わっている、楽曲から感じられるメタル性はかなり薄められ、それは、言葉でむりやり表現すると、ヘヴィ・オペラという印象にとって変わっているように思った。(雷X 2016/10/17修正)

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