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『Rebirth』 - ANGRA

2001年10月24日

CDジャケット画像
  • ジャンル:メロディックパワーメタル
  • 国籍:ブラジル
  • リリース:2001年10月24日
  • 通算:4thアルバム
満足度:88

バンドの中心人物であったヴォーカルのアンドレ・マトスに加え、ベースのルイス、ドラムのリカルドが脱退したことにより、残るメンバーのラファエル・ビッテンコートとキコ・ルーレイロのギターコンビが、新ヴォーカルのエドゥ・ファラスキを迎え、新生ANGRAとして再出発した作品だ。

荘厳なイントロから導かれるのはいかにもファンが喜びそうなスピードチューンの#2「Nova Era」で、実際にANGRAの代表曲である「Carry On」に匹敵する人気を誇っている。しかし個人的には、サビメロの突き抜けた感覚は「Carry On」に一歩譲り、クラシカルな構成美という点では「Evil Warning」に譲るという感じで、確かに大変素晴らしい曲であるものの、よくあるメロパワ曲という感じが残ってしまった。しかしそれはオレがANGRAならではの強烈なインパクトを期待していたからであり、その期待が無ければ充分に名曲だと感じたであろう。

その後も完成度の高い曲が続くが、アンドレ作曲の曲が無いからか、以前のANGRAで聴かれた、感情を揺さぶるような劇的なメロディが少し物足りないような気がしてしまった。例えば1stなら「Lasting Child」、2ndなら「Holy Land」、3rdなら「Lisbon」のような・・・このアルバムを聴いていてオレは、アンドレ・マトスのメロディ・センスが恋しくなるような感じが常にあった。オレはアンドレが生み出すメロディの独特の質感が好きだったのだということなのかもしれない。

とはいってもクォリティの極めて高い作品であることは間違い無い。サウンドも完璧、演奏も非の打ち所が無く、特に新ヴォーカルのエドゥ・ファラスキの歌唱力は最高だし、キコ・ルーレイロのギターにはあまりのテクニックに唖然とする程だ。楽曲的にも、個人的に、アンドレ・マトスの曲を期待するから上記のようなレビューになるのであって、基本的には素晴らしい曲だらけだ。

例えば#2以外には#7「Rebirth」の劇的な展開とメロディは胸に強く迫るし、#8「Judgement Day」の、ANGRAらしいメロディとストリングスアレンジが見事だ。そして#9「Running Alone」は、アンドレ・マトスと共に作曲を学んだというラファエル・ビッテンコートの作曲力が爆発しているシンフォニックな名曲で、#10「Visions Prelude」のメロディはこの作品中でも突出した感情豊かなもので満足な最後だ。メロディック・メタルが好きならば必聴盤と言える優れた作品となっている。(雷X 2016.10.13修正)

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