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『Angels Cry』 - ANGRA

1993年11月03日

CDジャケット画像
  • ジャンル:メロディックパワーメタル/スピードメタル
  • 国籍:ブラジル
  • リリース:1993年11月3日
  • 通算:1stアルバム
満足度:99

「Theatre Of Fate」- VIPERで、シンフォニックな要素を取り入れ、更に美麗な歌メロも導入した(と思われる)ヴォーカリストのAndre Matosが、VIPERを脱退し、音楽大学でより音楽を深く学び、満を持して結成したバンドの1stアルバムだ。クラシカルな要素も取り入れたクォリティの高いパワーメタルで一世を風靡した作品で、デビュー当時の衝撃はとてつもなく大きいものだった。

「Theatre Of Fate」- VIPERにおいてAndre Matosは、既に「Prelude To Oblivion」でクラシック音楽の要素をパワーメタルに導入するという試みを成功させていたが、今作では、クラシック音楽を大々的に導入するというより、ハイクォリティなプログレッシブ・メロディックパワーメタルに、ところどころクラシカルなアレンジを施したり、クラシック音楽のフレーズをメタルアレンジしたものを導入したりしているのが特徴となっており、例えこの作品にクラシカルな要素が無かったとしても、非常に優れたものであっただろうと思わされる。

そう、この作品はクラシック音楽とメタルの融合という点で語られることが多いが、元々の音楽性、HELLOWEEN直系のメロディックパワーメタルとしてのクォリティが素晴らしく高いということが最も重要だと感じる。特にその最高峰が#2「Carry On」であり、この曲はHELLOWEENの「Eagle Fly Free」のように究極のメロディック・スピードメタル曲として永遠に語り継がれる程の神の音楽と言えよう。

そして#4「Angels Cry」、#9「Evil Warning」と、間奏にクラシック音楽のフレーズを導入したメロディックパワーメタル曲2曲も素晴らしく、特に後者はメロディのキャッチーさと疾走感もさることながら、究極的美しさのギターソロからヴィヴァルディの四季「冬」を取り入れ更にギターソロで感動させる間奏が凄まじい。

その他の曲も、アルバムタイトルの如く女神を想起させる美麗なメロディとアレンジの曲があったり、ブラジリアン音楽のリズムが取り入れられていたり、ケイト・ブッシュのカヴァーがあったりで、メロディックパワーメタルという枠に収まらない様々なアプローチで存分に楽しませてくれる。特にエンディングを飾る#10「Lasting Child」は、「Theatre Of Fate」収録の名曲「Moonlight」を思い出させる荘厳なバラードであまりにも美しすぎる。

演奏とプロダクションも最高で、特にクラシカルな速弾きを決めるキコ・ルーレイロのテクニックは凄く、またヴォーカルのアンドレも、声質は好みが別れるところだが美麗なハイトーンを聴かせてくれる。驚くべきことにデビュー盤なのに全てが完璧な名作と言えよう。(雷X 2016/10/13修正)

タグ:ANGRA
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